<2025ペナント:広島編> セ5位 59勝79敗5分プロ野球の快記録や珍しい記録からシーズンを振り返る「データで見る2…
<2025ペナント:広島編> セ5位 59勝79敗5分
プロ野球の快記録や珍しい記録からシーズンを振り返る「データで見る2025ペナント」がスタート。プロ野球を球団別に連載、続いて日本人大リーガーの計13回。第4回は広島。
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広島森下暢仁投手(28)が6~8月に8連敗を喫し、両リーグ最多の14敗を記録した。今季はボス(ロッテ)も5~9月に8連敗したが、森下は登板した8試合すべて黒星。勝敗なしの試合を挟まない連敗は56年米川(東映)の10連敗が最長で、8連敗以上は11年の山本(横浜)とネルソン(中日)以来14人目になる。連敗中に4失点以上の黒星は1度しかなく、この間の防御率が3・22。勝敗なしを挟んだケースでは61年金田(国鉄)が連敗中の防御率2・45で11連敗したが、勝敗なしを挟まない8連敗以上の防御率としては最も良かった。
8連敗中にもクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)が6度あり、今季は先発した22試合でQSが19度。QS率はプロ入り最高の86・4%を記録した。今季のセ・リーグ規定投球回以上では、村上(阪神)の84・6%を抑えて森下のQS率が1位。2位の村上は最高勝率を含む投手3冠に輝いたのに、森下は6勝14敗で勝率がリーグ最低の3割。2リーグ制後、QS率1位で最低勝率は、19年山本(オリックス=QS率80・0%)以来2人目となったが、19年のパ・リーグは規定投球回以上が6人だけ。最低勝率の山本でも8勝6敗と勝ち越していた。負け越した最低勝率投手がQS率1位は初めてだ。
森下は借金8あったものの、最終的な防御率は2・48。防御率2点台で借金8以上は、69年の外木場(広島=2・69で借金9)と皆川(南海=2・62で借金9)以来、56年ぶりだ。防御率1点台で6勝しかできなかった昨年の大瀬良に続き、広島から今季も不運な投手が生まれてしまった。【伊藤友一】