来年2月のミラノ・コルティナ五輪まで18日で残り50日となった。フィギュアスケートの最終選考会、全日本選手権は今日19日…
来年2月のミラノ・コルティナ五輪まで18日で残り50日となった。フィギュアスケートの最終選考会、全日本選手権は今日19日から、東京・代々木第一体育館で行われる。注目は男子の3枠目争い。鍵山優真(22)と佐藤駿(21)の代表入りが濃厚な中で、最後の枠を三浦佳生(かお、20=オリエンタルバイオ/明大)や友野一希(27=第一住建グループ)らで争う。各種目の五輪代表は、21日の競技終了後に発表される。
◆五輪への道 男女シングルの出場枠は各3。今大会の優勝者が最優先で代表入り。2人目は2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人、全日本終了時で国際スケート連盟公認のシーズン最高得点上位3人から選出。3人目は、世界ランキングや日本連盟独自の国際大会ポイント上位3人などを選考対象に加える。ペアの出場枠は2で、五輪出場の条件である基準のスコアをクリアしているのは三浦、木原組と長岡、森口組のみ。アイスダンスは団体のみの出場で、基準のスコアに達しているのは吉田、森田組だけとなっている。
■直近3大会の五輪選考
◆14年ソチ大会
羽生結弦、町田樹に続く男子3枠目を、全日本選手権3位の小塚崇彦と5位の高橋大輔が争った。日本スケート連盟の強化部は、GPシリーズNHK杯優勝の高橋を満場一致で選出。本人は「恥ずかしくない演技をしたい」と涙で誓った。
◆18年平昌大会
全日本選手権優勝の宮原知子に次ぐ女子最終2枠目で、同2位の坂本花織と4位の樋口新葉が競った。シニア1季目でGP2戦目から勢いに乗る坂本を選出し、日本連盟は「選ぶのは大変でした。あえていえば全日本選手権の成績とパフォーマンス」と評価した。
◆22年北京大会
全日本選手権優勝の坂本、2位樋口に続く女子3枠目に3位の河辺愛菜が入った。4位三原舞依との争いだったが、将来性を重視。日本連盟は当時17歳の河辺を「トリプルアクセル(3回転半)を入れて、競技力も申し分ない」と選出した。