ベイダーは走攻守に優れた外野手として注目されている(C)Getty Images ドジャースのオフの補強の行方が引き続き…

ベイダーは走攻守に優れた外野手として注目されている(C)Getty Images

 ドジャースのオフの補強の行方が引き続き、高い注目を集めている。

 課題のブルペンにはメッツからFAとなったエドウィン・ディアスを守護神候補として獲得と力強い動きを見せたばかり。

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 またもう一つの補強ポイントとされる外野手布陣の構築にも注目が高まっている。

 1年1700万ドル(約26億円)の契約で合流したマイケル・コンフォートは期待された成績を残せなかったことで“後釜”が果たして誰となるのか。

 また今オフのドジャースの外野手補強をめぐってはこれまでもカブスからFAとなったカイル・タッカー、ヤンキースからFAとなったコディ・ベリンジャーなど様々な大物FA選手の名前が取りざたされてきた。ただ契約年数や年俸面で大型契約を求められることがネックともされていた。

 そこで浮上してきたのが、ドジャースとポストシーズンでも戦ったフィリーズ外野手のハリソン・ベイダーだった。

 米メディア『CLUTCH POINTS』は現地時間12月17日に「ドジャースがウインターミーティング後に必須にすべき2つの大きな動き」という記事を掲載。その中でチームの補強ポイントに関して考察を加えている。

 その中ではタッカーやベリンジャーに関して「相手ファンを怒らせるスター選手を本当に補強する必要があるのか?」と疑問を投げかけながら、外野の一角が空いていることでフィリーズからFAとなっているベイダーに注目。

 現在31歳のベイダーは開幕をツインズで迎えながら、7月末にフィリーズに移籍、2球団通算で17本塁打、54打点、特に夏にフィリーズに移籍後は打率.305としっかり結果を残した。

 同メディアもベイダーに関しては「(外野の)3つのポジションすべてをこなせる万能型外野手」としながら、仮に下位打線に加われば、ラインアップに力強さが加わると見る。

 また何といっても“コスパ”の良さも見逃せないとした。同メディアは「ドジャースが必要とするなら、ベイダーは素晴らしい獲得になるでしょう」としながら、「特に彼はFAで1000万ドル(約15億6000万円)〜1500万ドル(約23億4000万円)程度の複数年契約しか望んでいない」と明言。取りざたされているタッカーやベリンジャーに比べて年俸面では大分支出を抑えられるというメリットもあると指摘する。

 ベイダーは躍動感あるプレーが持ち味、足という武器もあり、走攻守に優れた外野手という点で確かに魅力的に映る。果たして世界一3連覇を目指すチームがどのように足りないピースを補っていくのか。引き続き、話題を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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