<プロボクシング:フェニックスバトル147大会>◇18日◇東京・後楽園ホール22年世界ユース金メダリストで現日本バンタム…

<プロボクシング:フェニックスバトル147大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

22年世界ユース金メダリストで現日本バンタム級6位の「モンスター2世」坂井優太(20=大橋)がプロデビュー6戦連続KO勝ちした。WBOアジア・パシフィック11位ボーンルエン・パヨーム(26=タイ)との54・0キロ契約体重8回戦に臨み、1回2分10秒、TKO勝ちを収めた。左ストレートでダウンを先制。その後、右フック、右ボディーで計3度ダウンを奪ってレフェリーストップに追い込んだ。

パヨームは21年世界選手権金メダリスト坪井智也(帝拳)のプロ転向初戦の相手で2回TKO負け。結果的に坂井は坪井を超えるタイムで倒した。プロ転向から5勝(5KO)のパーフェクトレコードを継続し「最初に左(ストレート)が当たった時に効いたかなと思った。一撃は狙っていた。ボディーで倒してもうーんとなると。上で分かりやすいようにやりたかった」と振り返った。

25年最後の試合に備え、フィジカルトレーニングを強化してきた。下半身強化をはじめ「1回しかできなかった」という懸垂も、1カ月半で一気に30回まで増加。坂井は「今回は過去一練習してきたと言っていいぐらい、自分を追い込んでいた。その成果を出そうと思った。あとは大きい選手ともスパーリングしてきたので」と準備段階から自信があったという。

25年は4勝(4KO)で終えた坂井は「26年は今年の自分を超えられるように頑張ります」と言葉に力を込めた。日本バンタム級ランキングで6位。日本王座挑戦を見据え「タイトル戦はしたい。あとは(大橋秀行)会長にお任せしています」と笑顔を浮かべていた。