<プロボクシング:フェニックスバトル147大会>◇18日◇東京・後楽園ホール東洋太平洋スーパーバンタム級王者中嶋一輝(3…
<プロボクシング:フェニックスバトル147大会>◇18日◇東京・後楽園ホール
東洋太平洋スーパーバンタム級王者中嶋一輝(32=大橋)が4度目防衛に成功した。同級14位ジョンジョン・ジェット(31=インドネシア)の挑戦を受け、左ボディー一撃でダウンを奪い、4回2分35秒、KO勝ちでベルトを守った。中嶋は「やっぱり顔面で倒したかったが、ガードがかたくて当てられなかったので、ボディーに切りかえました」と涼しい表情で振り返った。
V4戦のテーマは「1発も触れられず完封」だった。顔は無傷だったものの、中嶋は「1、2発もらったので反省しかない。自己採点? (100点満点で)20点。この内容なら(大橋秀行)会長に怒られると思う」と納得いっていない。現在、世界ランキングでWBC6位に入る。同門で同じ年齢の井上尚弥(32=大橋)が26年以降、4団体統一同級王座をすべて返上した後、空位となった世界王座を狙っている。
26年の目標も「世界王者になる」と掲げている。井上の動向次第だが。26年夏以降での世界初挑戦を見据える。中嶋は「もし世界にいくなら、1発ももらわないようにならないといけない。ずっと世界王者目指してやっている。そろそろ世界戦をやりたい」と強調していた。