レッドソックス吉田正尚外野手(32)が18日、来年3月のWBC出場に意欲を示した。「まだ何も本当に決まっていないんですけ…
レッドソックス吉田正尚外野手(32)が18日、来年3月のWBC出場に意欲を示した。「まだ何も本当に決まっていないんですけれども、日の丸を背負って戦うことはなかなか経験できない素晴らしいものなので、その一員にまた加われるように」と、23年の前回大会に続く侍ジャパン入りへの思いを明かした。また「一度、優勝という本当に素晴らしい経験をさせていただいた。次もメジャーリーガーがたくさん参加予定ですし、すごく盛り上がっている」と話した。
出場に関する各方面との話し合いについては「井端監督とは(今年の)キャンプで会って、コミュニケーションはそれ以降も取っています。(球団とは)日本に帰る前にGMとも話しました。あとはタイミングじゃないですか」と明かした。現在のトレーニングは体作りに集中し、年明けから野球のトレーニングを開始する。「しっかり、来シーズンに向けて準備するというところは変わらないと思います。選ばれた時に、万全な状態で行けるように」と自信。昨オフに右肩手術を受け、守備ができるまでの状態に戻すのに時間がかかり、今季は開幕から約3カ月離脱した。現在の肩の状態については「ゲームレベルでしっかり強い球を投げるというところにきています」と話した。
この日は都内で、自身が共著した「決断-カンボジア72時間-」(主婦の友社)の出版を記念したトークショーを開催。ファンと交流を行った。【水次祥子】
◆23年WBCの吉田 米移籍1年目だったが志願して代表入り。1次ラウンドは全4試合「5番左翼」で12打数5安打、打率4割1分7厘、8打点。準々決勝からは4番に座った。準々決勝イタリア戦でダメ押しソロ、準決勝メキシコ戦では7回に起死回生の同点3ランを放った。WBC史上最多の13打点を記録し、大会ベストナインに選ばれた。