2019年MVP男の行き先はニューヨークかロサンゼルスか 2019年にMVPに輝き、今オフにヤンキースをFAとなったコデ…
2019年MVP男の行き先はニューヨークかロサンゼルスか
2019年にMVPに輝き、今オフにヤンキースをFAとなったコディ・ベリンジャー外野手の去就に注目が集まっている。FA市場の目玉の1人として注目される中、米メディアの見立てでは、かつての古巣ドジャースは3番手だった。
ナショナルズの元GMで米メディア「ジ・アスレチック」アナリストのジム・ボウデン氏が17日(日本時間18日)の記事で、ベリンジャーに合う3球団を挙げた。ベリンジャーは今季、ヤンキースで152試合に出場し、打率.272、29本塁打、98打点、という好成績をマーク。記録サイト「ベースボール・リファレンス」版のWARは5.1と、MVPを獲得した2019年の8.7に次ぐキャリア2番目の成績で完全復活を印象づけた。
ベリンジャーは2024年2月にカブスと3年8000万ドル(約124億4700万円)の契約を結び、今季はヤンキースにトレードで移籍。今オフ、オプトアウト権を行使してFAとなった。記事では、外野の全ポジションに加え、一塁もこなせる汎用性から「故障や不振が生じた場合でも、ヤンキースに大きなポジションの柔軟性をもたらす」とし、ヤンキースにとって再契約は「最優先事項」とした。
その上で、最もフィットする球団として、1位にヤンキース、2位にメッツを挙げ、ドジャースを3位に据えた。チーム一筋の看板選手だったピート・アロンソ内野手とブランドン・ニモ外野手らを失ったメッツも、ベリンジャー獲得で「面目を保つことを可能にする」と予想した。
古巣ドジャースへの復帰について、ボウデン氏は「ヤンキースやメッツとの交渉がまとまらず、ドジャースがカイル・タッカーの獲得に失敗した場合」と予想。本人にとっても古巣復帰は「第2の選択肢」という見立てを示した。
ドジャースは今季、左翼を守ったマイケル・コンフォート外野手が期待外れの成績に終わり、オフにFAとなったことで外野の一角は空席となっている。ベリンジャーが再びドジャーブルーのユニホームに袖を通すことになるのか、オフの戦いは最終局面を迎えようとしている。(Full-Count編集部)