NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第2節(リーグ…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第2節(リーグ戦)カンファレンスB
2025年12月20日(土)14:30 フクダ電子アリーナ (千葉県)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs リコーブラックラムズ東京
リコーブラックラムズ東京(D1)
リコーブラックラムズ東京のラズロー・ソード選手。兄が所属するクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの対戦に臨む
開幕黒星スタートとなったリコーブラックラムズ東京にとっては、絶対に落としたくない第2節のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)戦。何よりもゲームを心待ちにしているのが、東京サントリーサンゴリアス戦で見事な独走トライを決めたラズロー・ソードだ。
開幕戦での活躍は、この一戦に向けた何かの布石だろうか。そう感じさせるほどに彼は燃えている。なぜならS東京ベイには、2歳上の兄であるイジー・ソードが在籍しているからだ。「彼が(拓殖)大学に行っているときから僕は同じ大学に通いたいと思っていたし、同じチームでプレーしたいと思っていました」とラズローが語るなど、兄弟は大の仲良しなのである。
そして、日本でラグビーをしているのも兄の影響が極めて大きいという。まだラズローがオーストラリアにいたころ、大学進学のために先に来日していたイジーから日本のさまざまな話を聞いていた。幼少期から兄と「一緒のチームでやりたいね」と話をしてきた弟は、いつからか「兄と一緒に日本でラグビーをする」ことが目標となっていた。
自身はスタメン入りを果たすも兄のイジーはメンバーに入れず、今回は惜しくも兄弟対決とはならなかった。それでも、兄や来日した家族の見守るピッチで最大限の輝きを放つ。その思いは彼の大きなモチベーションとなっているはずだ。
昨季あと一歩届かなかったプレーオフトーナメント出場権をつかむためにも、連敗スタートは許されない。
「S東京ベイはみんながビッグチームだと知っているし、S東京ベイがどれだけすごいのかを兄からも聞いています。大きなチャレンジになるんじゃないかなと思っています」
試合の前々日には兄を含めて家族で一緒に食事をするというラズロー。その翌日からは、兄のチームの対戦相手として、S東京ベイを倒すために準備を進める。
(藤井圭)