NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第2節(リーグ…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第2節(リーグ戦)カンファレンスB
2025年12月20日(土)14:30 味の素スタジアム (東京都)
東京サントリーサンゴリアス vs トヨタヴェルブリッツ

東京サントリーサンゴリアス(D1)


手刀を切るようなルーティンでスクラムを組みに入る、東京サントリーサンゴリアスの竹内柊平選手

「世界一のタイトヘッド(右プロップ)になるため、サンゴリアスにやってきました」

今季の東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)で“目玉の補強”といえば、浦安D-Rocksから移籍してきた日本代表・竹内柊平、28歳。12月20日、味の素スタジアムでのトヨタヴェルブリッツ(以下、トヨタV)戦で、満を持してのホストゲームデビューを果たす。

いまや日本代表でもスクラムの柱に成長した竹内が「世界一のタイトヘッド」を目指し、新天地を東京SGにした理由とは?

「世界一になるため、とにかく厳しい環境に身を置きたかった。そのためには、優勝できるチーム、そしてリーダーシップがあり、経験豊富な選手がたくさんいる環境で経験を積み、リーダーシップの強いカルチャーを学びたかった。サンゴリアスにはタイトヘッドのポジションにいい選手ばかりいて、ここでチーム内競争できることがまずは魅力的。競争して自分のレベルを上げることで、自分がもっと強くなれると期待しています」

移籍決定後もずっと日本代表活動に従事していたため、チームに合流できたのは開幕のわずか10日ほど前。その短い期間でもすでに学びは多いという。

「普段はものすごく仲がいいのに、練習になるともうバチバチ。全員が『勝利』という一つの目標に向かっていて、とにかく練習からハードです。そして、経験値とリーダーシップのある人がたくさんいて、そのリーダー陣のフォロワーシップというか、周囲への気配りもすごい。日々、学ぶべきことばかりです」

迎えた前節の開幕戦。チーム合流直後にもかかわらずスタメンに選ばれた竹内は、得意のスクラムでチームをけん引。開幕戦勝利に貢献した。

「実はものすごく緊張していたので、勝ったうれしさ半分と、ホッとした気持ちも半分。スクラムもタイミングが合わず、何度か返されてしまった部分もあったので、もっとチームとアジャストできたら、もっとタイミングが合って良くなっていく自信があります」

今節の相手は重戦車フォワード陣を擁するトヨタV。竹内の真価が問われる舞台となる。

「とにかく、成長への意識を止めないこと。満足してしまったら衰退してしまうので、絶対現状に満足しない。ガンガン鍛えて、ガンガン走って、自分が一番トレーニングする。このチームで日本一になることが、誰が見てもいいタイトヘッドであることの証明になるはずですから」

(オグマナオト)