<フィギュアスケート:全日本選手権>◇18日◇東京・代々木第一体育館◇男子公式練習19日のショートプログラム(SP)に向…

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇18日◇東京・代々木第一体育館◇男子公式練習

19日のショートプログラム(SP)に向け、3枚の26年ミラノ・コルティナ五輪代表切符を目指す有力選手が前日調整に臨んだ。

2連覇での代表即内定を目指す鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)は、フリー「トゥーランドット」をかけての通しでサルコー、トーループと4回転ジャンプを着氷。大一番へ「本当に大事な試合。オリンピックの1枠目を必ず勝ち取りたいので、そこに向けて、自分自身が今できることを全力でやっていきたいです」と頂点を狙う。

鍵山とともに五輪代表へ頭ひとつ抜ける佐藤駿(21=エームサービス/明治大)はSP曲をかけての通しで、冒頭の4回転ルッツが3回転となった。それでも30分間の練習で冷静に調整し「あまり気負いせずに、順位とかも考えず、今大会はシーズンベストを更新すること、それだけを目標に頑張っていきたいです」と意気込んだ。

2人を追う友野一希(27=第一住建グループ)は「ジャンプもありますけど、自分のやってきたスケート、生きざまを刻み込みたいなと思います」と決意表明。三浦佳生(20=オリエンタルバイオ/明治大)は「(代表選考は)あまり考えずにいきたい。この試合はこの試合で、自分がやってきたことを出せるように、いつも通りの感じでいきたいです」と誓いを立てた。

男子SPは19日午後0時半から始まる。【松本航】

◆フィギュアスケートのミラノ・コルティナ五輪への道 男女シングルの出場枠は各3で、シニアが選考対象。今大会の優勝者が最優先で代表入り。2人目は2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人、全日本終了時で国際スケート連盟公認のシーズン最高得点上位3人から選出。3人目は、世界ランキングや日本連盟独自の国際大会ポイントの上位3人などを選考対象に加える。