<Jトライアウト>◇18日◇大阪府内日本プロサッカー選手会(JPFA)トライアウトの2日目が18日、大阪府内で行われ、F…
<Jトライアウト>◇18日◇大阪府内
日本プロサッカー選手会(JPFA)トライアウトの2日目が18日、大阪府内で行われ、FW棚田遼(22=サンフレッチェ広島)が違いを見せるプレーで存在感を放った。
20分×3本行われたゲーム形式では、1本目にダブるボランチの一角として出場すると、2本目と3本目途中からはセカンドトップの位置で出場。当初は1本のみの予定となっていたが「1本目が本職じゃないボランチで、本職(の位置)でやりたかったので」と志願の出場。得意とする1・5列目の位置で、細かなボールタッチでボールを運んでからのコンビネーションや、鋭い突破でチャンスメークした。「もっとゴール前に入っていかないといけないし、ゴールやアシストをみせないといけなかった」と反省を口にしながらも「自分がこのトライアウトに来るとは思っていなかったけど、来るからには自分の武器とか価値を示そうという思いでやった。最低限のことはできたかなと思う」と振り返った。
広島の下部組織で育ち、高3でルヴァン杯に出場。トップ昇格した22年にはリーグ4戦に出場したが、24年にJ2いわきFC、今季はJ3ガイナーレ鳥取に育成型期限付き移籍。J2で10試合無得点、J3で20試合2得点というシーズンを過ごした後、広島との契約が満了となった。「正直びっくりした。ジュニアユース、ユースと10番を背負って、トップチームでもいつか10番背負ってエースでやると描いていたから、4年目で(契約が)切れたっていうのは、最初は受け止められなかった」。長く過ごした広島を離れることが決まった時には、大きなショックを受けた。それでも「ここからはい上がっていくしかない」と切り替え、トライアウト参加も決めた。
「小さい頃からアカデミーでやっていて、やっぱり愛はある」という広島に対しては、さまざまな思いが交錯している。「期待してくれているファンのみなさんが本当に多かったので、その期待に応えたかったなっていう気持ちが一番で、申し訳ない気持ちでいっぱい。期待してくれていた人たちは『絶対帰ります』って言いたい。だけど今は相手として広島を倒したいっていう気持ちの方がでかいかも…」と複雑な胸の内を明かした。
交渉はまだこれからとなるが、獲得に興味を示しているクラブもある。今後に向けては「絶対にまたプレーを見てもらえると思う。違うクラブ行ってもいいところ見せたい」と力強く話した。