エースから若手へ、強めの口調で成長を求めた。DeNA東克樹投手(30)が18日、契約更改に臨み、年俸2億1000万円から…
エースから若手へ、強めの口調で成長を求めた。DeNA東克樹投手(30)が18日、契約更改に臨み、年俸2億1000万円から9000万円増の年俸3億円でサインした。今季は24試合の登板で14勝8敗、防御率2・19で最多勝を獲得。3年連続2ケタ勝利&規定投球回到達とエースにふさわしい活躍を見せた。
一方でリーグ優勝にはまたしても届かず。チームに求められることを問われると、即座に「若手の底上げじゃないですかね」と答えた。続けて「会見で先輩方もいろいろなことを言ってますけど、それは僕自身も思うこと」と物足りなさを感じていることを明かした。
自身の若手時代には今永や石田健、浜口ら同じ左腕の先輩たちから貪欲に吸収して成長につなげてきた自負がある。今の若手たちには、その貪欲さが感じられないこともあるという。「先発で遠征に帯同しない残留練習で2軍の選手と一緒に練習すると、準備の部分で携帯を触りながらだらだらストレッチしてから全体練習にいく選手も多い」と準備への意識の低さを指摘した。
自らそれをとがめることはない。ただ感じるものはある。「気づいたら野球人生終わってるよと。準備をやれよとは自分から言わないですし、そういう選手にわざわざ頑張ってほしくもない」とバッサリ切り捨てた。
取り組みの姿勢、貪欲さを感じる選手で期待する若手投手には竹田祐と石田裕太郎を挙げた。「あの2人には期待してます。能力もありますし、素晴らしい投手。2人がしっかりローテの柱として規定投球回やチームに貯金を作ってほしい。彼らはよくやっていると思います」とメッセージを送った。