来年開かれる野球の国・地域別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、日本民間放送連盟(民放連)の早…
来年開かれる野球の国・地域別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、日本民間放送連盟(民放連)の早河洋会長は18日、試合の地上波放送の予定がないと明言した。日本代表戦を含む試合の視聴機会は、米配信大手ネットフリックスによる配信に限られることが確定的となった。
WBCの中継はネットフリックスが、日本での独占配信契約を大会側と結んだと8月に発表した。有料の配信では視聴機会が限られるとして、早河氏は9月、試合の同時中継だけでなく、録画による「ディレイ放送」の可能性も地上波で探りたいと話していた。
この日の会見で、ディレイ放送を含めた地上波放送の可能性を改めて問われた早河氏は「ない」と明言した。早河氏は、WBCの試合を第1回大会から地上波で中継してきたテレビ朝日の会長でもある。「我々としては大会の成長に尽力したという自負もあった」と無念の思いを語った。