DeNA山崎康晃投手(33)が18日、横浜市内の球団事務所で契約更改し、現状維持の年俸3億円でサインした。来季が6年契約…
DeNA山崎康晃投手(33)が18日、横浜市内の球団事務所で契約更改し、現状維持の年俸3億円でサインした。来季が6年契約の4年目となる。
今季はプロ入り後最少となる17試合の登板にとどまり、1セーブ1ホールド、防御率4・20と不本意な成績に終わった。「個人的にチームに貢献できたかと言われると、かなり物足りなさを感じている」と率直に振り返った一方で、「ファームで若い選手と過ごす時間が長く、まだまだ自分はやれるという可能性を感じた1年でもあった」と前を向いた。
苦しいシーズンを経ても、マウンドへの思いは揺らがない。「毎日、自分の可能性を信じてグラウンドに立っている。ボールを握って打者と対峙(たいじ)すると、勝負が楽しい。純粋に野球少年として、まだうまくなれると感じていた」と再起への確かな手応えがにじんだ。
来季から指揮を執る相川亮二監督(49)からは就任会見で期待する選手で名指しされた。「純粋にうれしかった」と受け止め「覚悟を持ってシーズンに臨みたい。これだけふがいない成績が続く中で名前を挙げてもらった。これ以上ない喜びでもありましたし、同時に責任感、自分がやってきたことがあってるんだなと。今まで信じてきたものも含めて、戦わないといけないなと思いました」と語気を強めた。
名球会入りの基準となる通算250セーブまであと18に迫る。「成績は後からついてくるもの」とした上で、「この12月、1月、2月で(抑えを)『任せてみよう』と思ってもらえるところまで上り詰めたい」と気合が入る。抑えの座についても「競争」と前置きしながら、「最後を託されるアンカーとして、強い気持ちは自分の一番の武器」と譲らなかった。
オフは宮古島での自主トレを予定し、走り込みと体づくりを徹底。「例年になく緊張している」と明かしつつ、「恥ずかしくない姿をグラウンドで見せたい。結果を残すしかない」と自らを追い込んで、相川新監督の下での活躍を誓った。(金額は推定)