オランダ1部のNECナイメヘンに所属するFW塩貝健人が、現地12月16日に行われたKNVBカップ2回戦(AFCアムステ…
オランダ1部のNECナイメヘンに所属するFW塩貝健人が、現地12月16日に行われたKNVBカップ2回戦(AFCアムステルダム戦)にスタメン出場し、2ゴールを奪う活躍を見せた。
慶應義塾大学を休学して2024年夏にNECと4年契約を交わした塩貝。20歳となって迎えた渡欧2年目の今季は、リーグ戦で途中出場からゴールを重ねて出場11試合(スタメン1試合)で7得点を挙げていた。KNVBの2回戦では、同カップ戦の1回戦以来、約1カ月半ぶりのスタメン出場を果たした。
3部クラブを相手に苦しんでいたチームを塩貝が救う。1-1で迎えた後半37分、同40分と立て続けにゴールネットを揺らしたのだ。
1点目のゴール自体も秀逸だった。相手陣内右サイドの高い位置でボールを奪ったところからのショートカウンターに塩貝は呼応。ボックス内にドリブルで入った味方に相手DFが対応すると、塩貝はスピードを緩めて斜め後方のパスコースを作る。味方からのショートパスを受けると、ファーストタッチでスピード豊かに縦に仕掛け、飛び出してきたGKにも慌てることなく、右足アウトサイドで鋭くボールを叩いてゴール右へ流し込んだ。
■公式戦3試合連続での今季9ゴール目
塩貝は、12月に入ってからのリーグ戦2試合に続いて公式戦3試合連続ゴール。今季、リーグ戦で7得点、カップ戦で2得点の計9ゴールとした。
この活躍にSNS上にはファンから「塩貝選手ギラギラしてて良いね」「A代表招集お願いします」「3月の欧州遠征に招集してほしい。」「塩貝、後藤とタイプの違う2人の未来が楽しみ」「塩貝くんマジでヤバいね。これは本当にW杯あるのでは」「W杯にスーパージョーカー枠で呼ぼう」などの声が寄せられた。
途中出場からでも結果を出せる姿を見せ続けた上で、スタメン出場でチームを救う2ゴール。来夏のワールドカップのメンバー発表前の強化試合としては、3月の欧州遠征が最後になる。3月26日に21歳となる塩貝が、サプライズ枠に入るのか。その資格は十分にある。