オイシックスが桑田氏のCBO就任会見を都内ホテルで開いた オイシックスは18日、桑田真澄チーフ・ベースボール・オフィサー…

オイシックスが桑田氏のCBO就任会見を都内ホテルで開いた

 オイシックスは18日、桑田真澄チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)の就任会見を都内ホテルで開いた。「また新たな挑戦をしたいなと思って契約に至りました。微力ですが全力を尽くしたいと思います。ジャイアンツを退団しまして、来年は充電期間、ゆっくりしようと思ってました。MLBを視察して情報をアップデートしたり、ワイン作り、米作りとか。野球界全体を見ようと思っていた。(球団から)熱心に誘っていただいて、熱い思いに心を打たれまして、新たな挑戦をしてみようと行きつきました」と就任の背景を明かした。

 桑田氏は監督・コーチ・チームスタッフへの助言や指導、選手育成のための育成メソッド考案への助言に加え、練習環境の構築・整備、選手の評価など多岐に渡る助言を行う。「NPBに参入して2年目の若い球団。資金力、戦力が劣ることは否めない。特にジャイアンツとは雲泥の差があると思っています。ただ、この若い球団で僕自身が新しい挑戦することで日本球界の発展につながっていくのではないかと思いました」と語った。

 オイシックスはNPBのファーム拡大に伴い、2024年からイースタン・リーグに参加。元日本ハムの武田勝氏が監督兼投手コーチを務める。今季は47勝73敗1分けで同リーグ8チーム中7位だった。「僕一人が来たから急に強くなるわけではない。勝負の世界の厳しさはよく分かっていますし、戦力的にも苦しいと思います。しかし若い球団だからこそチームの文化を作って、育成システムを構築し、選手の強化を短期・中期でやって、長期的には勝てるチームに育てていきたい」と前を向いた。

 57歳の桑田氏はパイレーツでプレーした2007年を除き、NPBでは現役時代から指導者まで巨人一筋だった。2021年に指導者として復帰し、2軍監督を務めた今季は2年ぶりのイースタン・リーグ優勝。しかし、宮崎で行われたフェニックス・リーグ終了翌日の10月28日に退団し、14日にオイシックスのCBO就任が発表されていた。

 今オフは元広島・松山竜平外野手、元オリックス・井口和朋投手、元日本ハム・石川直也投手、元楽天・宮森智志投手、元阪神・渡邉諒内野手のNPB経験者が入団。巨人、ソフトバンクでプレーしたアダム・ウォーカー外野手とも契約合意するなど積極的な補強を進めている。(Full-Count編集部)