ウィナンズは多彩な変化球も持ち味とされる(C)Getty Images ヤンキース右腕のアラン・ワイナンスが日本球界でプ…

ウィナンズは多彩な変化球も持ち味とされる(C)Getty Images

 ヤンキース右腕のアラン・ワイナンスが日本球界でプレーする機会を求めていると伝えられた。

 ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン記者は現地時間12月17日、自身のXに「ヤンキースは日本でプレーする機会を求めるため」ワイナンスを自由契約にする決定を行ったと伝えている。

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 右投げのワイナンスは18年ドラフト17巡目でメッツに入団、その後ブレーブスで23年にメジャーデビューを果たすも6試合で1勝2敗、防御率5.29と結果を残すことはできず。今年1月に移籍したヤンキースでも3試合に登板、0勝1敗、防御率8.68だった。メジャー通算11試合では1勝5敗、防御率7.48。

 一方、マイナーでの無双ぶりも注目されている。今季の3Aでは21試合に登板、12勝1敗、防御率1.63をマーク。

 直球の平均速度は144~145キロとそこまでの球速はないが、140キロ台のツーシームと130キロ台のチェンジアップ、スイーパー、カーブと多彩な変化球を操り、日本球界向けと米メディアも報じている。

 米メディア『TradeRumors』はヤンキースの情報としてシャーマン記者の投稿を用いながら、日本球界に合流する可能性が高いと伝えた。

 「メジャーで平均90マイルという速球は、今日の球速向上の時代では、平均よりはかなり低い」とメジャーでは通用しなかったものの、NPBにおいては、「鋭い制球力とマイナーでの実績を考えれば」「ワイナンスはNPBのローテーション枠を獲得できるはず」と推薦。「かなり良い成績を収める可能性がある」と伝えている。

 今オフの日本球界では助っ人投手が大幅に入れ替わる球団も多く、各球団の補強戦略が注目されている。安定してローテーションを回れる投手はどの球団も欲しいところ。続報も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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