初の挑戦に立った張本に賛辞が寄せられた(C)Getty Images 現地時間12月14日まで香港で開催されていたWTT…

初の挑戦に立った張本に賛辞が寄せられた(C)Getty Images

 現地時間12月14日まで香港で開催されていたWTTファイナルズで、張本智和が男子シングルスで初優勝を飾った。決勝ではパリ五輪銀メダリストのトルルス・モーレゴード(スウェーデン)を降し、悲願の大会制覇を成し遂げている。大会が終了した現在、見事に頂点に立った張本の内面を称える、海外メディアの話題も報じられている。

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 中国の国内ポータルサイト『捜狐』は特集記事の中で、今大会の張本のパフォーマンスを振り返った。大会終了後に張本本人が明かした、準決勝の林詩棟(中国)戦で負ったという右肩の負傷に言及。「決勝では鎮痛剤を服用して出場していた」という状況を伝えながら、同メディアは今回の優勝について、「強靭な身体と不屈の意志を示した」と賛辞を送っている。

 トピックでは、WTTファイナルズの前に中国・成都で行われた、混合団体ワールドカップでの戦いぶりも振り返っており、物議を醸した観客席からの日本選手へ向けたブーイングの中で戦った張本の姿勢を称賛。「中国でのアウェー戦のようなもので、応援の差は避けられない。今回はこれまで以上に声援が大きかった」と語ったコメントを紹介しながら、同メディアは、「張本は中国の観客による応援が日本勢敗退の主因ではないと考えており、結果を受け入れ、勝敗を正面から引き受けるスタンスを崩さなかった」と綴っている。

 さらに、4度目の決勝進出でWTTファイナルズを初めて制した22歳に対し、「大会開催前から優勝を目標に掲げ、負傷を抱えながらもそれを実現した点は彼の実力の高さを物語る」と指摘。

 また、中国選手からも勝利をあげている今回の優勝を受け、同メディアは、「今後、林詩棟と(準決勝で棄権した)王楚欽は、対策を徹底的に研究し、張本の勢いを断ち切って主導権を奪い返す必要がある」と主張しており、その上で、「今回のファイナルは激しい競争を描いただけでなく、選手たちの舞台裏の奮闘と挑戦をも浮き彫りにし、次なる大会でのさらなる激闘を期待させる内容となった」と総括した。

 準々決勝以降はまさに熱戦を演じ、頂点の座に昇りつめた張本。今大会を勝ち切った経験と精神的な強さは、この先も繰り広げられるであろう極限での戦いにおいて、必ずや生きてくるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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