ドジャース山本由伸投手(27)が17日、日本プロスポーツ大賞を初受賞し、内閣総理大臣杯を授与された。今回で55度目の開催…
ドジャース山本由伸投手(27)が17日、日本プロスポーツ大賞を初受賞し、内閣総理大臣杯を授与された。
今回で55度目の開催で、野球選手の個人受賞は18年の大谷翔平投手(当時エンゼルス、現ドジャース)以来、7年ぶり15人目。高市早苗総理大臣は公務のため欠席で、プレゼンターは麻生太郎氏、松本文部科学大臣が務めた。NHK賞も同時受賞した。
山本は「このような素晴らしい賞を受賞することができとても光栄に思います。選出に選考に関わってくださった皆様、本当にありがとうございます。今シーズンは、東京で開幕を迎えることができ、10月には2度目のワールドシリーズを経験させていただき、自分自身とても成長を感じられるシーズンを過ごすことができました。来シーズンはこの賞の名に恥じぬよう全力を尽くして、また頑張っていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました」と話した。
山本はドジャース2年目の今季、松井秀喜(ヤンキース)以来、16年ぶり2人目のワールドシリーズMVPに輝いた。同シリーズでは3試合に登板。第2戦では先発して9回1失点で105球の完投勝利。中1日で迎えた第3戦では、延長18回までとなった試合で、登板に備えてブルペン入りする気概を見せた。第6戦でも先発し、6回96球1失点で勝利投手となった。
雌雄を決する第7戦では、同点の9回1死一、二塁から登板した。ピンチを切り抜けると、延長11回まで2回2/3を投げ、ワールドシリーズ連覇を導く胴上げ投手となった。ワールドシリーズで同一年に3勝は、01年ランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)以来24年ぶり14人目の最多タイ記録となった。敵地で3勝は史上初だった。6回以上を投げてから連投した投手はポストシーズンで9人目で、2回2/3は9人中最多イニングだった。
◆日本プロスポーツ大賞の野球界の個人受賞者
1971年 長嶋茂雄
1974年 王貞治
1976年 王貞治
1977年 王貞治
1982年 落合博満
1983年 広岡達朗
1984年 衣笠祥雄
1985年 ランディ・バース
1986年 落合博満
1990年 野茂英雄
1994年 イチロー
1995年 イチロー
1998年 佐々木主浩
1999年 松坂大輔
2000年 松井秀喜
2001年 イチロー
2003年 松井秀喜
2012年 阿部慎之助
2013年 田中将大
2016年 大谷翔平
2018年 大谷翔平
2025年 山本由伸