12月28日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)には、連覇がかかるレガレイラ、皐月賞馬…
12月28日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)には、連覇がかかるレガレイラ、皐月賞馬のミュージアムマイル、春秋グランプリ制覇を狙うメイショウタバルなどが出走を予定している。“競馬界の総決算”をうたわれる一戦でかつて生まれた記録の数々とは。本稿では「調教師」にスポットを当て、ベスト3を紹介する。
■3位 2勝 尾形藤吉師、尾形充弘師、野平省三師、野平祐二師ら10人
2勝した調教師は数多い。数多くの功績から「大尾形」と称される尾形藤吉師は、57年ハクチカラ、66年コレヒデで勝利。同師の孫にあたる尾形充弘師は、98、99年にグラスワンダーで連覇している。また、昨年レガレイラで制した木村哲也師も、22年イクイノックスに続く2勝目だった。
■2位 3勝 二本柳俊夫師、大久保正陽師、藤沢和雄師
二本柳俊夫師は58年にオンワードゼアで勝利。そこから約20年後の80年にホウヨウボーイ、81年にアンバーシャダイで連覇した。大久保正陽師は92年にメジロパーマーで春秋グランプリ制覇を決めると、94年にナリタブライアンで2勝目、97年にシルクジャスティスで3勝目を挙げた。藤沢和雄師は00年代初めに固め打ち。02、03年にシンボリクリスエスで連覇すると、04年にゼンノロブロイで秋古馬三冠を達成した。
■1位 4勝 池江泰寿師
09年にドリームジャーニ―で春秋グランプリ制覇および有馬記念初勝利を挙げると、11、13年には同馬の全弟にあたるオルフェーヴルで制した。16年にはサトノダイヤモンドを送り込んで4勝目。数々の名伯楽を抑え、現役調教師が歴代最多に君臨している。
【有馬記念で2勝以上のトレーナー】(敬称略)
■4勝
池江泰寿
■3勝
二本柳俊夫
大久保正陽
藤沢和雄
■2勝
木村哲也
尾形藤吉
稗田敏男
松山吉三郎
野平省三
浅野武志
野平祐二
池江泰郎
瀬戸口勉
尾形充弘