21年東京オリンピック(五輪)ボクシング男子ミドル級日本代表の森脇唯人(29=ワールドスポーツ)が国内男子タイ記録となる…

21年東京オリンピック(五輪)ボクシング男子ミドル級日本代表の森脇唯人(29=ワールドスポーツ)が国内男子タイ記録となるプロ2戦目での王座奪取を狙う。

18日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル146大会で、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・スーパーミドル級王者ユン・ドクノ(30=韓国)に挑戦する。17日には東京・水道橋で前日計量に出席。75・7キロでパスしたユンに対し、76・0キロでクリアした森脇は「仕上がりはバッチリ」と笑顔を浮かべた。

10月下旬から11月上旬まで約3週間、米ロサンゼルス合宿を敢行。スパーリング中心のメニューでプロ仕様の実戦感覚を養ってきた。「同じ階級のすごく良い選手と実戦メインの良い練習ができた。海の向こうの選手と手を合わせ、試合に向けて調整する上ですごく大事なこと。うまくて重い選手と実戦できたことが身になった」と確かな手応えを示した。

プロ2戦目でのタイトル獲得となれば、日本ヘビー級王座を獲得した但馬ミツロ(31=TMK)、21年世界選手権の男子バンタム級金メダリストのWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を獲得した坪井智也(29=帝拳)と並ぶ最速記録となる。森脇は「2戦目のタイトル戦は本当にありがたくて。自分の中でリラックスしていつも通りに臨めるかなと。どんな局面がきても自分が勝っている場面にするとか対応力が合宿でついた。真剣勝負で臨んでいる。自信はもちろんある」と静かに燃えていた。