ラグビーの全国大学選手権は20日、年越しを懸けた準々決勝4試合(東京・秩父宮ラグビー場、大阪・ヤンマースタジアム長居)で…

ラグビーの全国大学選手権は20日、年越しを懸けた準々決勝4試合(東京・秩父宮ラグビー場、大阪・ヤンマースタジアム長居)で行われる。

大きな注目を集めるのが前回準優勝の早稲田大(関東対抗戦3位)が、天理大(関西1位)と戦う一戦。長居の第2試合に組まれており、午後2時キックオフとなる。

早大は14日の初戦(3回戦)で関東学院大(関東リーグ戦3位)に85-7で快勝。主将のCTB野中健吾(4年=東海大大阪仰星)らが欠場する中、日本代表FB矢崎由高(3年=桐蔭学園)らのトライで早々に主導権を握った。試合後、天理大について問われた大田尾竜彦監督(43)は「非常に難しい、厳しいゲームになる」と前置きし、相手の特徴を分析した。

「セットプレーを中心としたラグビーではなく、アンストラクチャー(陣形が崩れた状況)を好む。似ているチームが少ない。能力が高い選手たちと留学生を中心に、どこからでも攻めてくる。オフロードも使ってくる攻撃力あるチーム。春も夏もやって、夏は彼らが自粛明けであまり練習を積んでいなくて、勝利したけれど、その時とは全く印象が違う。非常に才能あふれる、いいチームだと思います」

今季は6月1日の対戦で35-36と惜敗。夏の菅平合宿では42-14と快勝したが、相手は不祥事で6月中旬から7月末まで活動を停止していた。FB矢崎も「すごくコンタクトが強い。いい10番(SO)がいて、外にも力強い外国人選手がいる。どこを抑えても、いろいろな攻撃が飛んでくる。関西特有の雰囲気でアウェーなので、そこにのまれずに、自分たちのやることにフォーカスしないといけないと思います」と誓った。

天理大は11月30日の関西リーグ最終節で、京産大との全勝対決を47-15で制した。関西2連覇を飾り、矢崎もキーマンに挙げた主将のSO上ノ坊駿介(4年=石見智翠館)が軸となる。上ノ坊は「今年は不祥事を起こし、ラグビーができることへの感謝の気持ちが強い」と頂点を静かにかみしめつつ「関西1位のプライドを持って、関東の大学に見せつけたい」と燃える。

26年1月2日の準決勝へ進む切符を懸け、東西の強豪がぶつかる。【松本航】

◆全国大学選手権準々決勝(20日)

【大阪・ヤンマースタジアム長居】

◇第1試合(午前11時半開始)

東海大(関東リーグ戦1位)-京産大(関西2位)

◇第2試合(午後2時開始)

天理大(関西1位)-早大(関東対抗戦3位)

【東京・秩父宮ラグビー場】

◇第1試合(午前11時半開始)

筑波大(関東対抗戦2位)-帝京大(関東対抗戦4位)

◇第2試合(午後2時5分開始)

明治大(関東対抗戦1位)-関西学院大(関西3位)