野球選手のひじのけがを早期発見・予防するため、兵庫県内高校の硬式・軟式野球部の投手を対象にした検診が14日、加古川市の…

 野球選手のひじのけがを早期発見・予防するため、兵庫県内高校の硬式・軟式野球部の投手を対象にした検診が14日、加古川市の兵庫大学であった。主催は県高校野球連盟とNPO法人兵庫野球指導者会で、今年で4回目の開催となった。

 県高野連に加盟する170校から約480人が受診した。選手は神戸大や兵庫医科大の医師から、ひじのエコー検査や全身の診察を受け、その結果をもとに理学療法士から個別にストレッチの方法を学んだ。エコー検査で異常がみられた選手には、医療機関への紹介状が渡された。

 さらに、今年はプロ野球・阪神タイガースのトレーナー3人によるトレーニング講習があった。「球速向上のためのトレーニング」をテーマに、筋力強化の方法や投球時の下半身の使い方などを教わった。

 宝塚北の山本天汰朗投手(2年)は「改めてケアの大切さを学んだ。(阪神の)トレーナーの説明は分かりやすくて、チームに戻ったら仲間に共有したい」と話した。(原晟也)