7月「明治安田レディス」で優勝した小祝さくらは、網目柄が透かしのように見えるデザインの黒いドレスで年間表彰式「JLPG…

「あみあみ」ドレスアップの小祝さくらが復帰への展望を語った

7月「明治安田レディス」で優勝した小祝さくらは、網目柄が透かしのように見えるデザインの黒いドレスで年間表彰式「JLPGAアワード」に出席した。「色は黒って決めていて、この“あみあみ”な感じでシンプルに。これが一番、やせて見えたので…」と笑った。

優勝翌週に左手首痛で棄権し、その後に手術を受けてキャリア初の長期離脱から復帰を目指している段階。「試着した時に結構サイズがギリギリだった。これ以上太らないように頑張ろうって、目標を立てながら生活していました」と冗談めかしたが、この晴れ舞台で1年を締めくくることが、リハビリの日々にちょっとしたスパイスをくれたのかもしれない。

ゴルファーにとっては“職業病”にも近い「TFCC損傷(尺骨側手関節三角線維軟骨複合体損傷)」からのカムバックへ、12月に入って再び打ち始めたばかりだという。「まだ、実際の4割とか。一発目は“チョロ”みたいな感じでした。トップしたり、シャンクしたり…。その時に比べれば、だいぶ様にはなってきた」と話し、着実にプログラムを進めている。

1日200球設定のショットも、まだ患部に負担がかからないよう必ずティアップした状態で打つ。休養期間でどうしても落ちてしまった左手の筋力を取り戻してバランスを整え、その上で最も重要な感覚を呼び覚ましていく繊細な作業。「ゴルフって難しいなって、初心に返った感じ。自分の頭では『こうやって打てば…』って分かっていたりしても、全然思ったように打てない。もどかしさはすごくありますけど、ゴルフをやりたい気持ちがいまはすごく出てきた。これからのオフ、練習できるなって楽しみでもあります」と前向きだ。

2026年シーズンの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月5日~/沖縄・琉球GC)を目指す考えは変わらないものの、「焦ってもアレなので、夏場だったりに照準を合わせていけたら」。休養当初、これまでのプロゴルファー生活では試合で忙しく機会のなかった夏服のショッピングにハマりかけ、すぐに「現実に戻ってやめました」と苦笑いで明かす。「夏服を買っても、結局試合に戻ると着られない。ムダにお金を使っちゃうなって」。夏までには、ツアーでバリバリ戦う“日常”が戻ることをしっかりと思い描いている。(編集部・亀山泰宏)