WBA世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)は元5階級制覇王者ドネアとの団体内統一戦を「準決勝」と位置付けた。と…
WBA世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)は元5階級制覇王者ドネアとの団体内統一戦を「準決勝」と位置付けた。ともに53・4キロでクリアした前日計量を終えて「今回の試合は準決勝。負けたら終わり、勝てば次につながる」と決戦に臨む心境を明かした。
24年10月の世界初挑戦で井上拓との打撃戦を制して世界の頂点に立ったが、今年11月に井上拓が“無敗の神童”那須川を破ってバンタム級王者に就いて評価を上げた。大みそかには井岡が日本人初の5階級制覇を目指してWBA同級王座挑戦者決定戦に臨む。「拓真戦は決勝戦だと思って戦ったが、また準決勝からやり直している感じ」と堤。
名王者ドネアに勝てば一気にビッグマッチの主役になる可能性が広がる。「疲れる12ラウンドになる。決勝戦がいつくるか分からないけど、負けたら終わり。勝つしかない」と気合を込めた。【首藤正徳】