西武ば16日、今オフ巨人から戦力外通告を受けていた高橋 礼投手(専大松戸-専修大)と育成契約を結ぶことを発表した。 高橋…

西武ば16日、今オフ巨人から戦力外通告を受けていた高橋 礼投手(専大松戸-専修大)と育成契約を結ぶことを発表した。

 高橋はソフトバンクに17年ドラフト2位で入団し、19年に12勝6敗、防御率3.34の好成績で球団として10年ぶりとなる新人王に輝いた。その後はリリーフとしても活躍したが、一軍23年オフにトレードで巨人入り。移籍初年度は一軍11登板で2勝2敗、防御率3.66に終わると、今季は一軍登板なく戦力外を通達された。

 西武は高橋 光成投手(前橋育英)、今井 達也投手(作新学院)のWエースがポスティング制度を利用したメジャー挑戦を決めた。若手有望株も揃うが、先発の枠が空き、支配下昇格に向けたアピールをしたいところだ。

 球団は高橋のコメントを発表し、「野球を続けたいという思いが強いなかで、その環境をライオンズが用意してくださいました。だからこそ、1日でも早くチームの戦力になれるよう、自分自身を高めていきたいと思っています。ライオンズの優勝に貢献できる投手になることが目標ですし、与えられたポジションでしっかりと結果を残したいです。特徴のあるアンダースロー投手として、與座投手ともお互いに刺激を受け合い、吸収し合いながら、さらに成長していければと思います」と意気込んでいる。

 今回の移籍で、トライアウトを受験した選手で12球団との契約をつかんだのは日本ハムから再契約を受けた福田 俊投手(横浜創学館―星槎道都大-日本ハム)、ソフトバンクから巨人に移籍した川原田 純平投手(青森山田-ソフトバンク)に続いて3人目となった。