米大リーグのドジャースなどでプレーし、楽天に加入した前田健太投手(37)が16日、楽天モバイルパークで入団会見に臨み、来…

米大リーグのドジャースなどでプレーし、楽天に加入した前田健太投手(37)が16日、楽天モバイルパークで入団会見に臨み、来春2月1日のキャンプインに万全の状態で臨むことを誓った。

日米通算165勝を誇る右腕は、11年ぶりの日本球界復帰となり、NPBのキャンプ参加も同じく11年ぶりとなる。現在はキャッチボールやウエートトレーニングに取り組んでおり、メジャー時代のキャンプイン時期だった2月中旬より前倒しで調整を進めている。

「2月1日からしっかりアピールできるように。こうやって久しぶりに戻ってきて。ベテランと言われる年齢になってますけど、最初から動けないとか、最初からできないっていうチームへの合流の仕方はしたくないので」と強調。ゆっくりとした調整は選ばず、競争の立場で臨む覚悟を示した。

今季の楽天は先発陣が結果を残せず、チーム最多勝は7勝、完投数3はいずれもリーグ最下位。規定投球回到達者も球団史上初めてゼロに終わり、オフの先発補強は急務となっていた。

前田健は広島時代の10年から6年連続で2桁勝利を達成。16年に渡米すると、1年目に16勝を挙げるなどメジャーでも3度の2桁勝利を記録した。広島で97勝、ドジャース、ツインズ、タイガースの3球団で計68勝を挙げ、日米通算165勝を積み上げた実力者がチーム再建のピースとなる。