MLB公式サイトは15日(日本時間16日)、米国内でのドラフト指名を見据えて米国の大学に編入する仙台大の最速159キロ右…

MLB公式サイトは15日(日本時間16日)、米国内でのドラフト指名を見据えて米国の大学に編入する仙台大の最速159キロ右腕、佐藤幻瑛投手(3年=柏木農)の特集記事を掲載。「90マイル後半の速球と90マイル前半のスプリットを持つ」などと特長に言及し、今夏の日米大学選手権での相手打者の反応なども紹介した。

佐藤は現在、編入する大学を絞り込んでいる段階で、来年2月以降に渡米する予定。26年はリーグ戦に出場しない見込みだが、サマーリーグに参加し、27年には編入先の大学リーグ戦に出場しながら同年夏のMLBドラフトでの指名を待つとみられる。

同サイトは「これは日本選手がメジャーへ進むには異例の道。ほとんどの選手は、90年代に導入されたポスティングシステムでメジャーに移籍する。だが、佐藤のようなNPBの契約外の選手はそのシステムの対象外であるため、米国で大学野球をすることを検討する選手が増えている」と記し、スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(20=ソフトバンク1位)やジョージア大の石川ケニー投手(21=オリックス6位)の名を挙げた。

今夏の日米大学選手権では3年生ながら代表入りし、全5試合のうち3試合で救援して日本の大会3連覇に貢献。来年のMLBドラフト候補でランキング1位のロック・チョロウスキー(20=UCLA)らを三振に仕留めた。チョロウスキーは、佐藤について米専門誌ベースボール・アメリカに「彼は本物。97~99マイル出ていて、スプリットも92くらい。速球もノビがあった。スプリットも速いと同時に落差もあった」と話していたという。