井上は現役ドラフトでロッテに移籍することが決まった(C)産経新聞社 今年も現役ドラフトが12月9日に行われ、12球団の選…

井上は現役ドラフトでロッテに移籍することが決まった(C)産経新聞社

 今年も現役ドラフトが12月9日に行われ、12球団の選手が新天地に移籍が決まった。

 出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指して行われる同制度ではこれまでも細川成也(DeNA→中日)、大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)、水谷瞬(ソフトバンク→日本ハム)など多くの選手が新天地で活躍しているとあって、第4回となった今回の現役ドラフト組にも注目が高まっている。

【現役ドラフト】新天地で化けるのはこの選手!!『150打席我慢して使って欲しい!!』中日知野はDeNA蝦名のような存在に…!?高木豊が徹底予想【プロ野球】

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は12月15日に自身のYouTubeチャンネルに「【現役ドラフト】新天地で化けるのはこの選手!!『150打席我慢して使って欲しい!!』中日知野は蝦名のような存在に…!?高木豊が徹底予想【プロ野球】」と題した動画を更新。今回の現役ドラフトに独自の考察を加えている。

 まず現役ドラフトの意義に関しては「環境を変えるとこれだけ化けるということ」と、これまでも移籍後覚醒した選手が複数出ていることで、球界の活性化につながっているとした。

 その上で注目株として最初にあげたのが、阪神からロッテに移籍した井上広大だった。履正社から2019年ドラフト2位で阪神入り。当初から右の大砲候補として期待されたが、なかなか芽が出ず。プロ5年目となった昨季はプロ1号を含む3本塁打をマークと今季はいよいよ本格覚醒かと期待されたが、今季の1軍出場はわずか1試合、3打数無安打に終わった。ここまでのプロ通算6年間で45試合、打率.189、3本塁打だった。

 高木氏は井上に関して「阪神は今、勝たなきゃいけないチーム」と、厚い戦力層に埋もれ、なかなかチャンスがめぐってこなかったと分析。

 本格覚醒を期待し、成長を見守っていたとしながら、持ち味のパワーも「これがいつのまにか(スイングが)小さくなって 、当てにいっていた」と爆発力が消されていたと指摘。

 「お前、井上か? 振りなさいよ!と」と持ち味の豪快なフルスイングが見られなくなっていたとした。

 理由としては結果を求めたことで「自分を見失った時期もあるしね」と、自分の形をなかなか確立できなかったとした。

 一方で井上の覚醒の条件に関しては「安定的に使うと力を発揮するし 環境に慣れたらこの子は化けると思う」と指摘。ロッテ首脳陣にも「150打席は見てほしいな」とチャンスを与えてほしいと訴える。

 移籍先となったロッテには西川史礁や山本大斗など、初球から積極的に振りにいく右のロマン砲も複数在籍していることも「こんな振ってもいいんだという環境に触れて」、井上にとっては切磋琢磨していい環境に結びつくと見る。

 「段々小さくなっていった」が、移籍で「彼の素材は生きるよ」としながら、今後に向けては「ちょっと豪快になってほしいな」とエールを送った。

 「環境に慣れれば、20発は打てると思うけどな」と新天地になじめば本塁打を量産する可能性もあるとした。

 動画内ではほかの現役ドラフトで移籍した選手に関しても考察を加えている。

 昨年の8月28日のDeNA戦、左腕、東克樹から横浜スタジアムで放った豪快なプロ初アーチは多くの人々の心を捉えた。ホームランは野球の華、新天地で暴れまくる姿を引き続き、期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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