サッカーJ3・JFL入れ替え戦の第2戦が14日、静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場であり、JFLのレイラック滋賀が…

 サッカーJ3・JFL入れ替え戦の第2戦が14日、静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場であり、JFLのレイラック滋賀がJ3のアスルクラロ沼津と1―1で引き分け、2戦で1勝1分けとし、滋賀県勢初のJ3昇格を果たした。

 滋賀は前半22分、右サイドからのクロスを秋山駿選手が頭で合わせ先制したが、その2分後には追いつかれる。後半は一進一退の攻防となったが滋賀の選手は球際で競り負けない。終盤に相手選手2人が退場し、数的有利のなか試合を締め、歓喜の時を迎えた。

 先制ゴールを決めた秋山選手は「サイドを崩してクロスから得点というのは自分たちの形。このチームを絶対昇格させたかったので、(ゴールが)結果につながってよかった」と話した。

 サポーターのコールリーダーとしてゴール裏から声援を送り続けた大学3年の山本一颯さん(20)は「自分の住むまちにJリーグのチームができる。夢がかなった」と喜んだ。

 小1からレイラックの前身チームのサッカースクールに通い、小3でサポーターに。でもよりレベルの高いJリーグの試合を見るには大阪や京都に行くしかなかった。

 「滋賀のサッカー熱は高いと思う。地元の子どもたちの目標になるようなチームになってほしい」と願う。

 角田誠監督が「滋賀県のサッカーの歴史を変える」と臨んだ大一番。選手たちは監督が求める「戦う気持ち」を前面に出し、夢を実現させた。

 副キャプテンのゴールキーパー櫛引政敏選手は「まだ本当にスタートラインに立っただけ。よりレベルアップし、滋賀の子どもたちに夢を与えられる存在になれれば」。さらに高みをめざす。(真常法彦)

■三日月大造・滋賀県知事の談話

 滋賀県内初のJリーグチームの誕生、心よりお祝い申し上げます。県民の一人として心の底から歓(よろこ)びを感じるとともに、皆様のご活躍を誇りに思います。

 悲願であるJ3昇格へと向かう果敢な姿は、県民の心に深く刻まれたことに違いありません。

 更なる飛躍を期待し、これからも全力で応援いたします。おめでとう!そして感動をありがとう!

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 〈レイラック滋賀FC〉 廃部となった佐川急便京都サッカー部の受け皿として2006年に発足したFC Mi―OびわこKusatsuが前身。23年にはクラブ体制を刷新してレイラック滋賀FCに改称し、県勢で初めてJ3昇格に必要なクラブライセンスを取得。23年はJFL3位、24年は4位。3度目の挑戦となった今季は2位に入り、入れ替え戦でJ3昇格を勝ち取った。(真常法彦)