高校野球界では2025年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、2026年度に輝きを増しそうな選手はたく…

高校野球界では2025年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、2026年度に輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。

 山梨学院(山梨)の藤田 蒼海内野手(2年)が、この秋の明治神宮大会で、攻守にわたり素質の高さをアピールした。

 2試合で7打数3安打4打点、打率は.429をマークしてみせた。178センチ、71キロと決して恵まれた体格ではないが、コンパクトに振り抜く打撃が特徴で、バスターなどで安打をマークしたこともあった。極めつけは、九州国際大付(福岡)との準々決勝で終盤に一時は逆転となる2点適時打を放った。2点ビハインドで迎えた満塁の場面。前の打者が四球で出塁した後の初球を狙って逆方向へ。セオリー通りの右前安打で相手のミスも誘って一気に逆転となる一打にもなった。打順は8番ながら、勝負どころでは怖い打者なのだ。

 関メディベースボール学院から鳴り物入りで山梨学院に入学してきた。U15ジャパンではアジア選手権で準優勝を果たし、ベストナインも手にした。1年秋から投手兼内野手として活躍。今年のセンバツでもマウンドを経験した。

 この秋は三塁手、遊撃手としてスタメン出場。明治神宮大会2試合ではノーエラーの堅守も見せた。遊撃手としてスタメン出場した帝京(東京)戦では、真後ろにフラフラと上がる飛球を、ジャンピングキャッチで見事アウトにするシーンも。ボテボテの前へのゴロにも素早く処理しスナップスローでアウトにしていた。ベンチから信頼が厚いのも分かる。

 昨年に続き、今年もセンバツの舞台に戻ってくる。藤田も攻守にわたり、質の高いプレーを見せてくれるに違いない。