右肩手術から27年シーズン復帰を目指す中日梅津晃大投手(29)が15日、ナゴヤ球場で手術後初となるキャッチボールを行った…

右肩手術から27年シーズン復帰を目指す中日梅津晃大投手(29)が15日、ナゴヤ球場で手術後初となるキャッチボールを行った。15メートルで30球、20メートルで20球の計50球。復活へまた1歩階段を上がった。

「だいぶうれしい。(右肩の)違和感がないのがうれしい」。投げられる喜びからか、梅津は笑顔でいっぱいだった。フォームを確かめながら、田中來人リハビリS&Cのミットを目がけて腕を振った。

梅津 ネットスローをはじめて1カ月くらいですが、やっぱり対相手に投げるということはすごくうれしかったですし、細かく言えば術前とは違いはありますが、自分の中では違和感なく軽いキャッチボールができたのでうれしかったですね。

このタイミングでのキャッチボール再開は「ほぼ予定通り」とリハビリは順調に進んでいるようだ。途中からは仲地礼亜投手(24)がスマートフォンで、フォーム撮影を手伝う一幕もあった。

梅津は7月に群馬県内の病院で「右肩関節唇形成術」を受けた。右足の靱帯(じんたい)を右肩に移植したため、右足も含め落ちた筋力を戻すことにも時間をかけた。「まだ左右のバランスは戻っていないですね」と、まだまだ道のりは遠い。

プロ8年目の来季は育成契約となり、背番号も「18」から「211」に。27年シーズンに支配下として復帰を目指す、大事な1年となる。