今季3位に終わった巨人に変革期が訪れている。昨年オフに菅野 智之(東海大相模-東海大)が海外FA権を使ってオリオールズに…

今季3位に終わった巨人に変革期が訪れている。昨年オフに菅野 智之(東海大相模-東海大)が海外FA権を使ってオリオールズに移籍し、今オフも4番・岡本 和真(智弁学園)のメジャー挑戦が決まった。坂本 勇人(光星学院)、丸 佳浩(千葉経大付)ら、長らくチームを支えてきた主力の高年齢化も顕著で、若返りが一つのテーマとなりそうだ。

 そんなチームを悩ませるのは捕手のレギュラー争いだ。今年序盤はソフトバンクからFA移籍した甲斐 拓也(楊志館)が打撃好調でスタメンマスクを多く被った。しかし、8月末には右手中指骨折で離脱を余儀なくされると、岸田 行倫(報徳学園―大阪ガス)が持ち前の打撃で正捕手の座につき、87試合で打率.293、8本塁打、39打点の好成績を残した。その他にも大城 卓三(東海大相模―東海大―NTT西日本)、小林 誠司(広陵―同志社大―日本生命)ら、実戦経験のある捕手を抱えている。2人とも今季の一軍出場は限られていたが、捕手層は12球団屈指といってもいいだろう。

 一方、将来の正捕手候補として期待されている山瀬 慎之助(星稜)が出場機会の増加を求め、一度目の契約で保留を選択した。今シーズンは二軍で100試合、打率.302、3本塁打、24打点と結果を残したが、一軍ではシーズン最終戦でスタメンした1試合のみ。第1打席で2点適時打を放ち、プロ初打点も挙げたものの、アピールチャンスに恵まれなかった。

 来季で高卒7年目の25歳。チームとしても岸田が来年30歳を迎え、主戦捕手の高齢化も進んでいく。今秋のドラフトでも支配下捕手の指名はなく、チーム最年少ではあるが、そうはいっていられない状況だ。

 圧倒的な肩力を高く評価されてきた山瀬も今季は打撃で成長を見せた。超えるべきハードルは高いが、一軍の正捕手争いに食い込みたいところだ。巨人の正捕手として一時代を築いた阿部 慎之助監督の起用方に注目が集まる。