11月11日のJXBトーナメント・クォーターファイナルでエレコム神戸ファイニーズを34対7と撃破。チーム史上初の連覇に向けて歩を進めている富士通フロンティアーズ。各ポジションにリーグ屈指の人材を揃えているが、先発ベストメンバー5人中4人が2…

11月11日のJXBトーナメント・クォーターファイナルでエレコム神戸ファイニーズを34対7と撃破。チーム史上初の連覇に向けて歩を進めている富士通フロンティアーズ。各ポジションにリーグ屈指の人材を揃えているが、先発ベストメンバー5人中4人が2015年世界選手権の日本代表で占められているOLのラインアップは、Xリーグ随一の豪華メンバーといっても過言ではない。

その中にあって最小の180センチ125キロのサイズながら、不動の先発Gとして活躍しているのが、望月俊(早稲田大)だ。

早稲田大時代から戦術理解度の高さを武器に活躍してきた存在だが、その根幹を為しているのは「1対1の勝負」に対するこだわりだ。

「フットボールの技術や知識は早稲田大で学びましたが、1対1の勝負に対するこだわりは、聖望学園高時代に培われたものです」と、望月は言う。

高校時代の練習で今でも望月の精神的な支えになっているのが勝ち残り形式のワン・オン・ワン勝負。1対1のぶつかり合いで勝った者が次の選手の挑戦を延々と受け続けるというもの。

「何勝したかでチームの中での地位も決まる。1対1の勝負に勝つことは最も基本的なことですが、レベルが高くなればなるほど、最終的に1対1で勝つか負けるかが、チームの勝敗につながってくる」

聖望学園高時代の練習が1対1の勝負に勝ち続けなければならないという強烈な意識を望月に植えつけた。

「体が小さくても、努力次第でトップレベルで戦えるということを高校の後輩や体が小さいOLに見せたいという気持ちは常に持っています」と、望月はいう。

11月26日のセミファイナルで対戦するオービックシーガルズにはリーグを代表する強力なDLを揃えているチームだ。

小さくても勝てるという反骨心を胸に、望月はフロンティアーズを初の二連覇に牽引する決意だ。

■11月26日セミファイナルのチケット情報はコチラ

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