23年ドラフト2位でオリックス育成の河内(かわち)康介投手(20)が「宮城先輩」の流儀を胸に、支配下復帰と自己最速150…

23年ドラフト2位でオリックス育成の河内(かわち)康介投手(20)が「宮城先輩」の流儀を胸に、支配下復帰と自己最速150キロを来季の目標に設定した。

24年8月にトミー・ジョン手術を受け、昨オフに育成契約で再出発。今年9月JR西日本との練習試合で復帰し、ウエスタン・リーグの登板こそ果たせなかったが今秋のフェニックス・リーグで計3試合6回連続無失点を記録。“隠れ無失点”を継続中だ。今年最後の登板の10月19日阪神戦では復帰後最長の3回を投げた。「試合を作る安定感や制球力が必要」とし、「まだまだ長いイニングを投げたい。1軍の戦力になれる能力を求めたい」と話す。

「自分以上に宮城さんはやっていた」。キャッチボール前の入念なアップを欠かさない河内は宮城大弥投手(24)の「アップ」に度肝を抜かれた。入団後オフは幾度か宮城とキャッチボールし、寒い中ケガのリスクを防ごうと肩や肘を気遣う先輩の姿が、自ずと手本になった。「まだ自分は準備が甘い。1軍で活躍してWBCにも選ばれる方は人一倍準備していた」。

大阪・高槻市出身。聖カタリナ学園(愛媛)3年春の大会後、約3カ月のアピール期間に12球団のスカウトに注目され、23年のドラフト会議では全体で24人目となる上位指名に至った。

復帰前に掲げたのは「球速を上げること」。復帰後、プロでは最速2キロアップの148キロを計測。己との戦いにも勝った1年だった。「いけると思います、150キロは。球速だけではないが、数字は自分の持ち味になる」と河内。「キャンプでいいスタートを切りたい。オフも準備を大事に過ごしたい」。先輩の姿を励みに、来季2ケタの背番号を取り戻す。【中島麗】