レースでは少頭数の最後方から脚をためる形で進め、直線勝負に懸ける競馬。虎視眈々と末脚を温存し、勝負どころでは一気に進出…
レースでは少頭数の最後方から脚をためる形で進め、直線勝負に懸ける競馬。虎視眈々と末脚を温存し、勝負どころでは一気に進出した。大外から勢いよく脚を伸ばし、ロマンチックウォリアーの後方まで押し上げる場面も見せるなど、見どころ十分の内容。直線での切れ味はもう一段欲しかったものの、最後まで脚色は鈍らず、しぶとく伸びて5着でゴールした。
5着 ローシャムパーク
C.ルメール騎手
「良い競馬はできました。残念だったのは最後のコーナーでぶつけられたことで、そこで少しハミを取って仕掛けが早くなってしまいました。それでもゴールまでしっかりとファイトしてくれました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
現地時間12月14日、香港・シャティン競馬場で行われた第8R・香港カップ(G1・3歳上・芝2000m・1着賞金2240万香港ドル=約4億4000万円)でJ.マクドナルド騎乗、ロマンチックウォリアー(せん7・C.シャム)が快勝した。2着に日本馬のベラジオオペラ(牡5・栗東・上村洋行)、3着にキジサナ(牝5・F.グラファール)が入った。勝ちタイムは2:02.9(良)。
日本馬、C.ルメール騎乗のローシャムパーク(牡6・美浦・田中博康)は5着敗退となっている。
【香港カップ】上村師「相手も手強かった」ベラジオオペラは惜しくも2着
ロマンチックウォリアーはG1・11勝目

香港の怪物、ロマンチックウォリアーがこのレース4連覇を達成、さらにはG1・11勝目をマークした。絶対的な王者が悠々とゴール板を駆け抜けた。道中は先行3、4番手の外を追走、直線で追い出しにかかると、ライバルを置き去りにした。後方から日本のベラジオオペラが迫ったもののその影を踏むことは出来ずに入線。完敗とも言える2着だった。
【全着順】
1着 ロマンチックウォリアー
2着 ベラジオオペラ・日
3着 キジサナ
4着 ガレン
5着 ローシャムパーク・日
6着 チェンチェングローリー
7着 ストレートアロン