前回のWBCでは歓喜の輪の中で大ケガを負ったディアス(C)Getty Images メッツからFAになり、ドジャースへの…

前回のWBCでは歓喜の輪の中で大ケガを負ったディアス(C)Getty Images
メッツからFAになり、ドジャースへの入団が正式決定したエドウィン・ディアスが、来年3月のWBCにプエルトリコ代表としての出場を熱望した。母国の大手紙『Primera Hora』が現地時間12月13日に報じている。
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『Primera Hora』によれば、ディアスはドジャースタジアムでの入団会見翌日には、プエルトリコ行きの飛行機に乗り、ホセ・ベリオス財団主催の第3回「ホームランダービー&セレブリティ・ソフトボールゲーム」に参加した。
ディアスは「ちょっと慌ただしかったけど、約束は果たさないといけない。向こう(ロサンゼルス)ではメディカルチェックを受けて、『土曜にはプエルトリコに戻らないといけない。ベリオスのイベントがあるから』と伝えた。チームは柔軟に対応してくれて、すべてうまくいった。契約も無事に終わって、今日はこうしてここに来られている」と語っている。
移籍を巡っての葛藤も口にした。「FAになってからも、僕の優先はメッツに戻ることだった。文化もいいし、この7年間とても良くしてもらったからね」。だからこそ、メッツを離れる決断をした際、盟友のフランシスコ・リンドーアとは連絡を取った。
「なぜメッツに戻れなかったのか事情を説明したら、彼は理解してくれた。喜んでくれたよ。『どこにいようと、お前が幸せなら俺も嬉しい』と言ってくれた。関係は良好だ」
移籍先を決め、気持ちもスッキリさせた守護神は、雪辱の思いを胸に秘める。WBCだ。2023年の前回大会では、ドミニカ共和国戦を三者連続三振で締めた後、歓喜の中で右足を大ケガ。全治8か月の「右膝の膝蓋腱全断裂」と診断され、その後の大会だけでなく、シーズンも全休した。
ドジャースには交渉の段階で、WBCの話も交わしたという。「WBCで投げたいという希望は伝えた。球団は『チームに新加入したばかりなので、チームケミストリーなど様々なことを考えながら話し合おう』という姿勢だった。でも、すごく前向きだったし、最終的には問題なく許可が出るんじゃないかと思っている」とディアス。国際大会の借りは、国際大会で返す。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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