二刀流復帰でも届かず…米老舗誌の選考に広がる不満 米老舗雑誌「TIME」は、今年の最優秀アスリートにWNBAラスベガス・…

二刀流復帰でも届かず…米老舗誌の選考に広がる不満

 米老舗雑誌「TIME」は、今年の最優秀アスリートにWNBAラスベガス・エーシズのエイジャ・ウィルソンを選出した。二刀流に復帰し、3年連続4度目の満票MVPを受賞したドジャースの大谷翔平投手は選外となり、発表直後からファンの間でちょっとした指摘が出ている。圧倒的な成績を残しながら受賞を逃した結果に、疑問の声が叫ばれている。

 ウィルソンは女子バスケットボール界を代表するスターで、今季はWNBA史上最多となる4度目のMVPを獲得した。一方の大谷は、投打の二刀流に復帰し、自己最多となる55本塁打を記録。MLBでも突出した存在感を示したが、TIME誌が毎年1人のみを選ぶ最優秀アスリートには選ばれなかった。

 TIME誌の選考では、昨季も大谷は受賞に届かなかった。ドジャース移籍1年目で54本塁打、59盗塁を記録し、前人未到の「50-50」を達成。ワールドシリーズ制覇にも貢献したが、選ばれたのは女子バスケットボールのケイトリン・クラークだった。野球界で直近の受賞者は、2022年に62本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手となっている。

 今回の結果を受け、SNSでは一部のファンの不満の声が漏れている。「これはクレイジーだ。私はドジャースファンでさえないが、彼(大谷)が明らかに年間最優秀アスリートだ」「これはこの100年の中で最高の野球シーズンだった」「オオタニよりいいシーズンだったのか? 本気で言ってんのか?」「ショウヘイが奪われた」「オオタニが成し遂げたことは、私が今までにスポーツ見た中で最も過小評価されている」「ああ、彼は奪われた……」など、納得できないという声が寄せられていた。(Full-Count編集部)