年の瀬が迫る冬空の下、海外メジャー覇者をキラキラとした目でジュニアゴルファーが見つめる。千葉県の立野クラシック・ゴルフ…

スコアが伴えばより楽しめるシーズンになるはず

年の瀬が迫る冬空の下、海外メジャー覇者をキラキラとした目でジュニアゴルファーが見つめる。千葉県の立野クラシック・ゴルフ倶楽部で13日、「全米女子オープン」2勝(2021、24年)の女子プロゴルファー笹生優花が主宰するレッスンイベントが催された。

2022年にスタートした『YUKA MEET&GREET』は今回で5度目の開催。小学校4~6年生の男女ジュニアゴルファー20人が参加し、笹生によるデモンストレーションや、練習場とラウンドによるレッスンが行われた。

パットレッスンが初めて取り入れられた

「自分の夢でもあったので始めました。私もジュニアの子どもたちとゴルフをしていると楽しい」と話すレッスンイベントも4年目を迎えた。ともに笑い、ときに真剣な表情で質問に答える。ジュニアと真摯に向き合い、一緒に楽しむ様子はことしも変わらない。

変化があるとすれば、多様化しているジュニアたちの質問だ。当初はショットメインで行っていたが、今ではショートゲームやパット、マネジメントやメンタルにまで及ぶ。今回は事前に準備された質問の約半分がパッティングに集中したことで、初めて練習グリーン上での講義を取り入れた。

マネジメントへの質問にペンを片手に指導

その上で笹生は、小学生がマネジメントやメンタルを過剰に気にする傾向に異議を唱える。インターネットやSNSを通じ、子どもたちの目にもゴルフに関する様々な情報が入りやすい時代。「そういうのを見て気にしているかもしれないけど、まだ若いのだからあまり深く考えず、楽しんでプレーすることが大事だと思う。自信をもって、やりたいことをやればいいと伝えています」と話した。

オフのイベントでいっぱいの笑顔を作る一方、今季米女子ツアーでは参戦5年目でキャリアワーストの年間ポイントランキング132位に終わった。「楽しくて、すぐに終わっちゃいました。毎年いっしょ」と短い言葉で振り返ったシーズンは、とりわけショットに苦しんだ一年でもある。スイングにおいては米男子ツアー13勝のジョーダン・スピースが師事するキャメロン・マコーミック氏と再構築を続け、来年も関係は継続する予定という。父・正和さんは“部分的”な指導になる可能性も示唆した。

5回目の開催を迎えた『YUKA MEET&GREET』

「(マコーミック氏は)男子ツアーがメインなので、私が会いたいときに会いに行く感じ。自分も付きっきりになることは好んではいないので十分かな」。2026年は直近2シーズンの優勝者が出場する開幕戦「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(1月29日開幕/フロリダ州レイクノナG&CC)でシーズンイン。再起に向けて、練習とトレーニングを12月下旬から本格化させる。(編集部・塚田達也)

イベント後半にはラウンドレッスンを実施