今季は13勝6敗、241奪三振、防御率2.21をマーク タイガースの絶対的エースであり、2年連続でサイ・ヤング賞に輝いた…
今季は13勝6敗、241奪三振、防御率2.21をマーク
タイガースの絶対的エースであり、2年連続でサイ・ヤング賞に輝いたタリク・スクーバル投手にまさかのトレード説が囁かれている。ウインターミーティングでの球団側の発言から米メディアの間で話題に火がつくこととなったが、この動きについて米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は冷静に分析した。
スクーバルは昨季投手3冠に輝くと、今季も13勝6敗、241奪三振、防御率2.21の圧倒的な成績を残した。来オフに迎えるFA市場では、投手歴代最高額を更新する可能性もある。しかし、ここ数日はトレード説が球界を賑わせている。事の発端は、タイガースのスコット・ハリス編成本部長の発言だった。
同氏はウインターミーティング序盤に「ここに来て以降、私はずっとかなり明確にしてきたが、どのレベルにおいてもアンタッチャブルな選手はいないと思っている」と述べ、チーム内に絶対に放出しない選手はいないことを示唆。これをスクーバル放出の兆候だと捉える動きがあった。
しかし、「ブリーチャー・レポート」のケリー・ミラー記者は、12日(日本時間13日)の記事でこの噂を一刀両断した。ハリス氏の発言について「その立場にある人間なら誰もが持つべき考え方にすぎない」と指摘。たとえトレードする気がなくても「どんな話でも聞く姿勢を見せていなければ『ゴッドファーザー級』の破格のオファーが舞い込むこともない」とし、あくまで編成トップとしての定型的な態度に過ぎないと解説。スクーバルのトレード説に否定的な見方を示した。
スクーバルのトレード説を巡っては米メディアの間で予想が過熱。ドジャースが獲得を狙っているとする報道も出ている。(Full-Count編集部)