来秋ドラフト上位候補の青学大・渡部海捕手(3年=智弁和歌山)が、主将として前人未到の東都大学野球7連覇を目指す思いを述べ…

来秋ドラフト上位候補の青学大・渡部海捕手(3年=智弁和歌山)が、主将として前人未到の東都大学野球7連覇を目指す思いを述べた。13日、都内で史上3校目となるリーグ6連覇と明治神宮大会2連覇を祝う優勝祝賀会が行われた。約350人の関係者が集まった壇上で声を張り「いいものを引き継いでいきつつ、自分たちのチームの色を出す。変化を恐れず新記録の7連覇、8連覇に向けてやっていきたい」と力強く宣言した。

安藤寧則監督(48)から「過去に達成したことがない7連覇を目指す上で、しっかり周りを巻き込んで挑む上で渡部だと思った」と抜てきされ、中学以来となる主将を務める。目指すキャプテン像について、渡部は「全員で意見を出していけるような活気のあるチームにしたい。下の世代がやりやすいような空気作りは引き続きしていきながら、チーム全員に頼られるようなキャプテンになりたいです」と理想を掲げた。

来秋には大事なドラフトが控えるが「春のリーグ戦へ向けてという部分にフォーカスしています。まずはそこを突破しないと、自分の夢にもつながってこない」。主将として、扇の要として。強い青学大の先頭には渡部がいる。【平山連】

○…安藤監督が「与えられた環境の中でやろうと学生たちには言っています」と前置きした上で、神奈川・相模原キャンパス内にある寮の改善を訴えた。常勝軍団を築く上で「(選手たちは)体が資本になります。新しい寮や食事。しっかりした食事にこだわっていきたい」と指摘。慎重に言葉を選びながら、野球部一同の思いを理事長ら大学関係者に伝えた。