米女子ツアーを主戦場とする渋野日向子が13日、都内で契約先のアディダス ジャパン(東京都港区)のトークショーに参加した…

渋野日向子は苦しんだ2025年と来季に向けた気持ちを「七転び八起き」と記した

米女子ツアーを主戦場とする渋野日向子が13日、都内で契約先のアディダス ジャパン(東京都港区)のトークショーに参加した。アラバマ州で行われた最終予選会(Qシリーズ ファイナルステージ)で9日に出場権を確保し、帰国したばかり。達成感をにじませ、2026年シーズンへの意欲を口にした。

昨年に続いてインドアゴルフのスタジオで開かれたイベントには、抽選で当選した約40人が参加した。渋野はファンの前で「ことし一年、悔しい、つらい思いをさせてしまうことが多かった。なんとかQシリーズをギリギリ通れて良かった」と心境を笑顔で報告した。軽快なトークの後にはシミュレーションゴルフで対決。ショットが危うく池に入りかけたシーンには「セーフ!こうやって、やってきた」と自虐的に言い、「いいところを見せたかったんですけど…。まあ、笑いに包まれてよかったです」と場内を盛り上げた。

シミュレーションゴルフでファンとも対決

最終予選会を西村優菜と並ぶボーダーライン上の24位タイで終え、来季の限定的な資格を得た。出場機会がより多くなる上位フィニッシュを逃したことへの悔しさを吐露しつつ、「スイングも体づくりも、頭の中の考え方も。いろいろやることはたくさんある」と米国5年目のシーズンに視線を向ける。

昨年末の最終予選会で24位タイだった馬場咲希の今季初戦は、3月に中国で行われた第5戦「ブルーベイLPGA」だった。米女子ツアーの不手際がなければ出場できた第2戦「ファウンダーズカップ」は来季、第5戦(3月19日開幕)に日程を変更。渋野も推薦出場のチャンスがなければ、同時期にシーズンインする可能性が高い。「いつもよりは時間があるオフ。しっかり積み重ねて準備していけたら」と巻き返しへのプランを練る。

アディダスジャパンのイベントに参加。ピースサインではなくスリーストライプスの「3」でポーズ

予選会通過を決めた後、渋野のもとには、プロ野球・巨人軍元監督の原辰徳氏から『七転び八起き』とメッセージが届いた。浮沈を繰り返した一年が表現されただけでなく、今後のキャリアにおいても常に心に留めておきたいフレーズだ。「みんなが知っている言葉ですけど、(改めて考えると)すごく良い言葉をいただいた。自分の現状に似ている。これから七回転んでも、這い上がっていくだけ」。もう失うものはない。

約1時間の交流の後、来場者全員と記念写真に納まり、目を見て握手を交わした。「来年が楽しみな気持ちでいっぱい。これまでも、これからもハラハラ、ドキドキさせてしまうことがたくさんあると思います。勝つまでの旅を一緒にしていただけるとありがたい。ご声援よろしくお願いします」と母国の仲間に呼びかけた。(編集部・桂川洋一)