【欧州チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節 ASモナコvsガラタサライ 2025年12月9日(火)スタッド・…

【欧州チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節 ASモナコvsガラタサライ 2025年12月9日(火)スタッド・ルイ・ドゥ】撮影/渡辺航滋(Sony αⅡ使用)

■後半2分に巧みな左足ボレーからPK奪取

 クリスマスまであと2週間余りとなった夜、ASモナコの欧州を舞台としたホームゲームで背番号18、南野拓実が躍動した。

 現地12月9日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節で、モナコは本拠地スタッド・ルイ・ドゥでガラタサライ(トルコ)と対戦した。

 南野は4−2−3―1のトップ下でスタメン出場する。最初に決定機を迎えたのはガラタサライ。前半19分にシンプルなロングボールのこぼれ球に反応したFWバルシュ・ユルマズがゴール正面からシュートを放つ。直後の同20分にはモナコのマグネス・アクリウシェが強烈なミドルシュートを放つもGKが好セーブ。その後は、モナコが優位に試合を進めたが、0−0のまま前半を終えた。

 後半2分にモナコはビッグチャンスを迎える。相手陣内でのパスカットから右サイドの高い位置でボールを受けたヴァンデルソンがゴール前へアーリークロスを送る。ボックス内で巧みな動きを見せた南野が、斜め後方からのボールを左足でダイレクトボレー。GKの好守に遭うも、こぼれ球を拾ったが後方から蹴られる形で転倒。VARチェックの末にPKを獲得した。

■「彼の闘志がチームの攻撃の強度を支えた」

 南野の働きで絶好の先制機を得たモナコだったが、PKをデニス・ザカリアが失敗。それでも後半23分、モナコがコーナーキックの流れからフォラリン・バロガンが押し込んで1-0とした。

 南野は相手との接触で後半29分にベンチに下がったが、モナコが1−0と勝利。UEFAから「南野はチームのほぼすべてのチャンスに関与し、決定的なパスや賢い走り込みを披露。彼の闘志がチームの攻撃の強度を支えた」と称賛された南野が、プレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出された。

 心配された負傷も大事にならず、試合後のインタビューで南野は「次の2試合の相手(レアル・マドリードユベントス)は非常に手強いが、まずはリーグ・アンに再び集中しなければならない。正しい方向に進んでいることを願っています」と前を向いた。

■試合結果

ASモナコ 1−0 ガラタサライ

■得点者

フォラリン・バロガン

いま一番読まれている記事を読む