阪神近本光司外野手(31)が来季から導入される拡大ベースについて言及した。メジャーではけん制球の回数制限もあいまって、導…
阪神近本光司外野手(31)が来季から導入される拡大ベースについて言及した。メジャーではけん制球の回数制限もあいまって、導入年は盗塁数が1・4倍になった。塁間が約11・4センチ短くなるため、日本でも盗塁企図数、成功数とも増える可能性がある。
5年連続の盗塁王に挑む近本は慎重だった。「(盗塁は)やっぱりスライディングがすごく大事。11センチベースが近くなる。今まで通りの位置からだと、ケガのリスクが増えるかも」。今年まで同じリード幅、同じ歩幅で走ればスライディング時には二塁に近づき過ぎてしまう。「キャンプで、感覚的にどうしていくか。やってみないと分からない。いくらセーフのタイミングでも、スライディングでミスしてケガしてしまったら嫌なので。盗塁が増えるかどうかは分からないですよ」と思案顔だった。
12日は地元淡路島でシューズの契約を結ぶアシックスのプロモーション撮影に参加。試合用スパイクは今季から変更なし。自ら監修し、歯のかみ方と疲れにくさを両立させる逸品に「言うことないです」と納得。7度目の盗塁王ならセ・リーグ初。快挙を目指してベース対策は入念に行う。【柏原誠】