内外野守れる万能型ドノバン獲得なら競争激化か キム・ヘソン内野手にとって、来季はさらなる競争が待ち受けていそうだ。ドジャ…

内外野守れる万能型ドノバン獲得なら競争激化か

 キム・ヘソン内野手にとって、来季はさらなる競争が待ち受けていそうだ。ドジャースはこのオフも積極的な補強を展開することが見込まれ、トレード市場ではカージナルスのブレンダン・ドノバン内野手を狙う可能性がある。韓国メディアからは「2年目は茨の道を避けられない」と“戦々恐々”としている。

 韓国メディア「OSEN」は12日、「ドジャースの底なしの『強欲』がキム・ヘソンを脅かす……オールスター級ユーティリティのトレードを推進」との見出しで、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」を引用した記事を寄稿した。ドジャースはドノバンの他にも、FA市場ではカイル・タッカー外野手らを狙うと可能性があると伝えられている。

 2022年デビューのドノバンは1年目にユーティリティ部門でゴールドグラブを獲得。今季118試合に出場して打率.287、10本塁打、50打点と安定した成績を残した。二塁手を中心に、左翼、遊撃、三塁まで守れる守備力を持ち、すでに「この冬最も多く言及された選手」としてトレード市場の注目を集めている。

 この動きは、キム・ヘソンの出場機会に影響を及ぼす可能性がある。報道では「今年7月末に肩の負傷をし、復帰した後には明らかに出場頻度が減ったキム・ヘソンだ。ポストシーズンの旅程をすべて共にしたが、出場機会は著しく少なかった」とし、来季の起用に不透明さが残る現状を指摘している。

 また、「OSEN」は「2年目のシーズンも茨の道を避けられない見通しだ」と伝え、ユーティリティ選手の補強が進めば、“似たタイプ”のキム・ヘソンが構想外となる可能性も示唆された。ドジャースがポジション柔軟性のある選手を重視する方針を持つ中で、ドノバン獲得は競争を一層激化させる構図となっている。

 ドジャースは依然として外野補強にも関心を寄せており、ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手や、テオスカー・ヘルナンデス外野手のトレードも水面下で検討されていると報じられている。全方位的な戦力整備の中で、キム・ヘソンが立場を保てるか、厳しいサバイバルが続くことになりそうだ。(Full-Count編集部)