敏腕代理人ボラス氏がマリナーズと接触か レッドソックスからフリーエージェント(FA)となっているアレックス・ブレグマン内…
敏腕代理人ボラス氏がマリナーズと接触か
レッドソックスからフリーエージェント(FA)となっているアレックス・ブレグマン内野手が、移籍市場で想定通りの評価を得られていない可能性が浮上している。地元ラジオ局「98.5 The Sports Hub」のタイラー・ミリケン氏は11日(日本時間12日)、ブレグマンの代理人がマリナーズに対して“売り込み”を行っていると報じた。
同氏は「アレックス・ブレグマンが理想とする市場は見つけられていないようだ」との見出しで情報を発信。地元紙「シアトル・タイムズ」のアダム・ジュード氏の報道を引用し、「とある球界関係者によると、アレックス・ブレグマンの代理人を務めるスーパーエージェントのスコット・ボラス氏は、三塁手のFA市場にいるトップ選手がマリナーズを移籍先として検討していることを伝えるため(マリナーズと)協議を開始した」と伝えた。
ブレグマンはアストロズで大型三塁手として台頭し、昨オフは長期の大型契約を結ぶと目されていたものの、2月になってレッドソックスとの3年総額1億2000万ドル(約187億円)の“短期契約”にとどまった。それでも、114試合で打率.273、18本塁打、OPS.821、WAR3.5の成績で3度目のオールスターに選ばれるなど一定の成績を残し、契約を破棄してFA市場に2年連続で参戦した。
もっとも、代理人を務めるスコット・ボラス氏は近年、大型契約の獲得に苦戦している。昨年はフアン・ソト外野手の歴代最高額契約を引き出したものの、S級以外の選手は必ずしも好契約を獲得できていない。
そのような背景の中で、今回のブレグマンの“売り込み”は、理想の契約獲得に向けた戦略的な動きとも見られる。ミリケン氏は、ボラス氏がマリナーズ側に対して積極的に交渉を仕掛けていると指摘し、現時点では希望する市場が形成されていない現実を示唆していた。(Full-Count編集部)