「もはやワールド・ドジャースに改名すべきかもしれない」 2026年シーズンもドジャースがメジャーリーグを席巻することにな…

「もはやワールド・ドジャースに改名すべきかもしれない」

 2026年シーズンもドジャースがメジャーリーグを席巻することになりそうだ。米メディア「ジ・アスレチック」は11日(日本時間12日)に閉幕したウインターミーティングの総括記事を掲載。ロサンゼルス・ドジャースは「もはや『ワールド・ドジャース』に改名すべきかもしれない。今や世界的なファン層を持つチームだからだ」と提言をした。

 球団初のワールドシリーズ連覇を果たしても補強の手は緩めない。このウインターミーティング中には、通算253セーブのエドウィン・ディアス投手を3年6900万ドル(約107億円)で契約合意。救援防御率4.27はリーグ11位(メジャー21位)とウィークポイントとなっていたが、補強ポイントを埋める大物獲りとなった。

 執筆したのはナショナルズなどでGMを務めたジム・ボウデン氏だ。「ヤンキース、メッツ、フィリーズ、レッドソックスといった他のビッグマーケットのチームとは、すでに全く異なるカテゴリーにいる。マッシブマーケット(超ビッグマーケット)と呼ばれる独自市場にいる。今季の贅沢税だけで16球団それぞれの総年俸を上回ることになるだろう。おそらく歴史上で最も成功したスポーツフランチャイズと言ってもいいだろう」と大絶賛だった。

 チーム編成の舵取りをするのがアンドリュー・フリードマン編成本部長だ。守護神・ディアスを獲得し、「彼はコーナー外野手に焦点を当て、王朝とも呼べるこのチームを3連覇の最有力候補に導くだろう」と指摘した。「ドジャースが勝ち続けているのは、トップからボトム(組織の上から下)まで賢明な決断を下していることに加え、他のどの球団よりも潤沢な資金力を持ち、それを使うことを恐れないからだ」と常勝である理由を綴った。

 昨オフに4年7200万ドル(約112億円)の大型契約で獲得したタナー・スコット投手は今季10度のセーブ失敗と機能しなかった。それでも、ドジャースにとっては大きな問題ではないとボウデン氏は指摘する。「彼らは小切手帳(資金力)ですぐにそれを穴埋めできる。なぜならマッシブマーケットにいる唯一のメンバーだからだ」と記している。(Full-Count編集部)