サッカーJ1・サンフレッチェ広島を4年間指揮したミヒャエル・スキッベ監督(60)の退任会見が12日、広島市内であった。…

 サッカーJ1・サンフレッチェ広島を4年間指揮したミヒャエル・スキッベ監督(60)の退任会見が12日、広島市内であった。ルヴァン杯で2度チームを優勝に導いた指揮官は、「素晴らしい人たちと関わることが出来た。心残りはない。優勝をめざして頑張って欲しい」とチームにエールを送った。

 ドイツ出身。前年リーグ11位だったチームを引き継いだ同氏は、2022年から3、3、2、4位に押し上げた。前線から果敢にプレスをかける攻撃的なサッカーを展開しつつ、堅い守備でもサポーターを魅了した。

 今季のチームはJリーグのフェアプレー賞を受賞。28失点はリーグ最少で、その堅守を支えたDF荒木隼人選手とMF田中聡選手はベストイレブンに選ばれ、「現時点で非常に強いチームができあがっている」。

 力強い声援を受け続けたサポーターには「コロナ禍で入場できなかったり、声を出せなかったりした時代からスタートしたけれど、ホームだけでなくアウェーでも力強くサポートしてもらった。非常に感謝しています」と語った。(上山浩也)