ゴールを量産する上田の評価は高まるばかりだ(C)Getty Images 今季のエールディビジで得点を量産している上田綺…

ゴールを量産する上田の評価は高まるばかりだ(C)Getty Images
今季のエールディビジで得点を量産している上田綺世(フェイエノールト)の活躍が、オランダ国外でも大きな話題となりつつあるようだ。英スポーツメディア『talkSPORT』が現地時間12月11日、公式サイト上で上田の特集記事を掲載した。ここまでの活躍を振り返るとともに、現地専門家による批評を伝える内容となっている。
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開幕から現在まで、リーグ得点ランキングでトップに名前が記されている上田に対し、同メディアは、「この日本代表FWは今季エールディビジで、わずか15試合で18得点を決めており、PKは1本も蹴っていない」と評しており、さらに、「昨季公式戦31試合で挙げた9得点の倍以上をすでに叩き出している」と賛辞を続けた。
同メディアは、欧州での上田のキャリアを辿り、2023年に当時フェイエノールトを率いていたアルネ・スロット監督が獲得を希望し、「クラブ史上最高額」の移籍金で加入したなどと説明。また、リーグ戦前節の結果も振り返っており、「フェイエノールト対ズウォレ戦でPKなしの4得点を挙げたことは、ウエダの存在感を一気に押し上げた」と綴っている。
さらに、欧州サッカーの専門家であるアンディ・ブラッセル氏が同メディアに対し語ったコメントも紹介。「エールディビジのストライカーを見るとき、必ず“それが他リーグで通用するのか”という疑問が付きまとう」などと指摘つつ、その上で、注目を浴びている日本人ストライカーのパフォーマンスには太鼓判を押す。「来夏か早ければ1月にも、プレミア下位クラブが手を出すんじゃないかと思う」と予想し、「ウエダは“いかにもリーズ好み”の選手だ」などと具体的なクラブ名も挙げている。
ブラッセル氏はその理由として、「リーズは悪くないチームだが、肝心の得点を決める選手がいない。キャルバート=ルーウィンもルーカス・ヌメチャもシーズンを通じて計算できるか怪しい」と主張する。また一方で、上田の移籍に関しては今後より可能性が高まっていくと見込んでおり、「リーズは一例にすぎない。1月になれば間違いなくプレミア下位クラブが複数手を挙げるはずだ。そうならない方が不思議だ」と断じている。
果たして、冬の移籍市場では何かしらの動きが見られるのか。いずれにせよ、今季、上田の名前が欧州で広く知られるシーズンとなっても不思議ではないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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