韓国メディアが充実の強化スケジュールを決めた日本を評価した(C)Getty Images 森保一監督率いるサッカー日本代…

韓国メディアが充実の強化スケジュールを決めた日本を評価した(C)Getty Images

 森保一監督率いるサッカー日本代表が、来年の北中米ワールドカップ(W杯)を前にして、イングランド代表と親善試合を行うことが発表された。この一戦はイングランド遠征として行われ、日時は現地時間3月31日、“聖地”ウェンブリースタジアムが舞台となる。

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 W杯で初戦となるオランダ戦まで2か月半というタイミングでのイングランドとの対戦は、日本にとって戦術構築やメンバーの見極める上でも、重要な機会であることは間違いない。また、アウェーでのゲームというシチュエーションも、本大会を見据え、得られるものは少なくないはずだ。

 何より、「ベスト8以上」「W杯優勝」を目標に掲げる森保ジャパンとしては、大会前における絶好の“腕試し”の場としても捉えられ、6月の北中米大会開催までさらに注目度が上がることも必至だ。今回発表となった日本の強化試合のスケジュールへの海外の反応からも、関心の高さが伺える。

 韓国メディア『スポーツ朝鮮』では、日本のイングランド戦のカード決定を受け、「北中米W杯で、オランダ、欧州プレーオフB勝者、チュニジアと同じF組に入り欧州勢との対戦が続く日本は、“欧州への適応力”を高めようと、3月のAマッチデーを欧州開催に決めた。世界最高レベルのチームとのスパーリングがまとまった形だ」などとレポートしている。

 さらに、「日本は迅速に動き、W杯優勝候補の一角との試合を確保した」と伝えており、イングランドの主力メンバーの名前を挙げながら、「“ワールドクラス”と真正面から渡り合うことになる。世界の厚い壁にいち早くぶつかる機会だ」と説明。

 その上で同メディアは、自国代表チームにも言及しており、「一方で大韓サッカー協会は3月の欧州遠征計画は立てているものの、親善試合のスケジュールを確定させられずにいる」などと指摘。続けて、「韓国はW杯A組でメキシコ、南アフリカ、欧州プレーオフD勝者と対戦する。日本と同組となったオランダ(“オレンジ軍団”)はアジア枠である韓国と対戦する可能性もあったが、すでにノルウェー、エクアドルとの2連戦を発表済みだ」として、強化試合未決定の現状への心情を吐露している。

 トピックでは、日本対イングランド戦の決定への印象として、「韓国サッカー界からは羨望の眼差しが向けられている」「ホン・ミョンボ体制はなぜ組めないのか」などとも綴られている。

 他国も羨むほどの、W杯前でのイングランド代表とのテストマッチを、森保ジャパンは本大会にどのような形で生かすことが出来るだろうか。そしてもちろん、勝負に徹する意識も持って臨むことも忘れてはならない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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